1993年に引っ越して、AT互換機に色気を出しつつ結局98ユーザーに
なりました。C言語を覚えることが目標で、そこそこは独習しました。
E社のプリンターに腹を立てたのもこの年です。


いま、パソコンがおもしろい

  私はパソコンについてはユーザーというより、ワッチャーの立場でここ5−
6年は来ているのですが、ここにきてがぜん面白くなってきました。何が面白
いかというと「低価格、高機能」の競争が激化していることです。

  DOS/V勢は相変らず元気です。COMPAQが20万をきったのを皮切
りに、本家IBMが出すわ、台湾勢の雄ACERが出す、通信販売のDELL
が来る。ついに386/33MHzのパソコンが9万8千円ということになっ
てしまいました。

  ここがチャンスとMACが値下げすれば、尻馬に乗ってTOWNSも大幅値
下げ。MACに負けてはならじとNECが9821を出すと思えば、エプソン
が486/25機(なんとこれが入門機だって!)をなんと30万をきった値
段で出す。こりゃ負けたと思いきや、その6日後にNECもモデルチェンジ、
しかも考えられない低価格。

  これでけっこうNECが巻き返しました。DOS/V機は低価格が売り物の
ように思われていますが、WINDOWSが一応満足に動く486/33で8
MB程度のメモリー、100MB以上のHDDを備えて、SVGAのボードと
ディスプレイを買えば、最低でも50万円くらいは覚悟しなければなりません。
それにしても同じことを98でやろうとすれば例のH98というシリーズくら
いでしたから、そういう意味ではやっと同じ土俵に立ったと言えるかもしれま
せん。

  などと言っていたら、ついにFMRの10万円台の機種が出るようです(わ
しは買わんけんね!!)。いままで一番安いのでも40万円していたことを考
えると、本当に面白くなってきました。この低価格競争に参加してないのは東
芝だけですが、これも時間の問題でしょう。個人的にはシャープみたいにワー
プロとプリンター内蔵のDOS/V機を出してもらいたいのですが・・・。

  いまのパソコン市場を車に例えれば、トヨタが100万のクラウンを出した
ら、5日後に80万のセドリックが出た。というようなもんですから、ここし
ばらくは目が離せません。私は次期購入機種として、MACを第一志望、DO
S/V機かTOWNSを第二志望にしていたのですが、ここにきてNECやエ
プソンも対象になってきました。こういう悩みは大歓迎ですからどんどんやっ
てもらいたいと思います。私は断言しますが、これはまだ発端にすぎないと思
いますよ。たぶん、この93年が終わる頃にはパソコンに対する常識がそうと
う変わっていると思います。だって、ほら、たかだか20MBのHDDが車よ
り高かったのはいつの話だっけ。


本日、OOI局に預けてあったBXをいただいてまいりました。この9801
という機種を扱うのは初めてなので、なにかととまどうことばかりです。また、
この新しくなったというキーボードのタッチが、なんか妙にカチャカチャして
あまり好きでないですね。練習を兼ねてCCT98内蔵のエディターで書いて
いますが、ATOKにも慣れていないので、なかなかスラスラとは行きません。
まだTNCと無線機のセッティングがうまくいってないので、とりあえず屋根
馬GPで35W送信でやってみます。問題なくローカルにつながるようだと1
0Wでいってみようと思っています。各局とも引き続きごひいきをお願いしま
す。

なんとかコンバート

一太郎、花子、123、ハムログ、crd3のデータをやっと移しました。ほ
とんどデータ形式は同じでしたが、crd5だけはデータのコンバートが必要
でした。これを行うとcrd3では読めなくなってしまいます。一応ディレク
トリを両方作りましたが、crd5に慣れたら3は削除するつもりです。それ
から、ATOKのユーティリティをもらい忘れました。私はシステム行の入力
はあまり好きでないのです。また、私の登録語をマージできないので、FMR
用のATOK7L.DICにすっかり差し替えました。ひょっとして形式が違っ
ていたら、と心配しましたが、どうやら大丈夫だったようです。「わし」と打
つとちゃんとほら「北村家康」と出ます。HAMLOGなどでは私のコールサ
インまで入れていただいてお世話をかけました。こりゃほんとに足を向けて寝
られないな。はて?今はどっち向きで寝てるんだろう?えーと、西かな?・・・
ということは、あっ!足が習志野に向いている!


私もあれから考えたのですが、私の場合には今までもPCで音を出すことには
結構熱心だったわけです。8ビットであれだけ熱心にやっていたのに(フラッ
トパッケージのLSIからラッピングワイアーで音声信号を取り出すの。足の
ピッチが0.5mmくらいで、目が寄りすぎて頭が痛くなる)32ビットでた
だのBEEPだけというのではあんまりですから、ちゃんとステレオで信号が
とりだせるものにします。せっかくMIMPIというフリーウエアも持ってい
ることですし・・・むろん純正おおいにけっこうです。もうこうなりゃやけく
そだい。全部純正で・・・あ、HDDとRAMが・・・

98導入決算書
迷った結果導入したPC9801BXですが、とりあえずいろいろなことがで
きる体勢になりました。「コストパフォーマンスが2〜3倍になった」と言う
だけのことがあるかないか・・・今後購入予定の方に、私の場合の決算書です。


○本体:NEC PC9801BX/U2          159769 円
○内蔵HDD:キャラベル AV250F(IDE243MB)   64800 円
○メモリ:メルコ EFA-6000S(内部増設6MB)  29800 円
○CRT:NEC PC-KM151(15インチマルチシンク)   102000 円
○プリンター:エプソン MJ-500(バブルジェット式)  52800 円
○マウス:ARVEL AM98A(100/200/400/AUTO)  5480 円
○音源ボード:NEEDS TN-F3-FM        10000 円
           −−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            小計       424649  円
            消費税       12740 円
           −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            合計       437389 円

以前にも書きましたように、一番迷ったのはIBM−PC/AT互換機(いわ
ゆるDOS/V機)です。試算した感じでは、486/33MHz、200M
B HDD、8MBメモリ、SVGAボード、SVGAノンインターレスCR
Tが入ってこれくらいになります。ウインドウズ用の環境に関しては、98は
完全に負けています。ただし「NECは買わない」と断言していた私を翻意さ
せるくらいの強力なカウンターパンチではあったと思います。それにしても・・・
けっこうムダ遣いしちゃったなあ。


ATOK8を組み込みました
今日は仕事関係の会合があったので10時過ぎに帰宅して、やっとTARO5
のインストールを終えました。いまのところまだよくわかりませんが、とりあ
えずこのCCT内蔵のエディターでは何の問題もないようです。まだ賢いかど
うかわかりません。今日は疲れたから寝るべし。

BORLAND C++
さる筋に「いやー今からC言語を勉強しようと思いましてねー」なんぞと言っ
たために本日、厚いカバンのようなこのソフトをもらってしまいました。ディ
スクが13枚、重量級のマニュアルが10冊・・・しばらく途方に暮れてしま
いました。で、マニュアルを少し読んでみたら「C言語については参考書など
で修得してください」うーん・・・まそりゃそうだわな。MSCも私には猫に
小判でしたが(やはりここは豚に真珠?)これまた・・・。せっかくのご好意
にこたえたいのは山々なのですが、マニュアルの99%がわからない現状では
いったい何時の話になるか・・・。困った。

C++をインストール
推定10Kg以上のBORLAND C++。せっかくもらったのだから少し
はなんとかしなければ・・・と腕がちぎれそうになりながら混雑した電車とバ
スにゆられて帰って来ました。今日は台風だったのでバイクで行かなかったの
ですね。さて、インストールプログラムを走らせれば・・・「インストールに
は45MB必要です。また作業に9MB必要です」と出て思わずのけぞってし
まいました。で、2HD13枚に圧縮されたファイルをWINの入っているC
ドライブに展開しました。少しマニュアルを読んで、実行してみた感じでは非
常に充実した開発環境らしいという雰囲気なのですが・・・いかんせんCまた
はC++に関しては幼稚園児並の私にとっては、こういうプロ用の道具は荷が
重い・・・あーあ、どうしようかなー。


↓JUSTの野望
Win版の一太郎Ver.5ではジャストウインドウがないぶんだけいくらか安い
ようですね。私も興味津々で見ていたのです。JWというのは、JをJAPA
Nに読めばMS Windowsのパロディにも見えます。Winのなかでさ
らにJWを開いて・・・こりゃ買わんな・・・と。でもJWがなければ、Wi
nユーザーが一太郎5を選択する理由はすでにないですよね。WinのFEP
はけっこういいそうですから。

9801が一太郎と共に「国民機」(いやな表現ですが)になっていったよう
に、ソフトの存在がハードの普及に拍車をかけます。手探りでWinのシステ
ムを構築するより、「普通のおじさん」はJWの中で一太郎5、花子3、三四
郎を扱った方がはるかに仕事がはかどる筈です。JW対応のソフトが数十本出
現すれば、9821とJWが結びついた「新国民機」が市場を独占するという
可能性が、現在の混沌とした状況の中でのみ存在します。JUSTだけでなく
NECもそれを希望しているようにも見えてしまうのです。

ただし、すでに日本には「黒船」が来てしまいました。今から新しくPCを買
う人がWinを意識しないということはありえません。現在の状況を見ますと、
98に限らず日本独自のPCが滅びることは避けられない運命のように私には
思えます。果たしてJUSTの野望は成功するのでしょうか。私の個人的感想
を言わせてもらえば、JWそのものは決して悪くない、ただし、付いてくる壁
紙やスクリーンセーバーの絵が、実に品がない。あれを洗練されたものに変え
るだけで事態は全く変わると思うのです。ソフトハウスのJUSTがヴィジュ
アルのソフトを軽視している、このツケは大きいですよ。

私のWin3.1計画
今のところ全く必要を感じていないし、Cの独習も構造体のあたりで中断した
ままなのですが、周辺で「フルカラーで・・」「サンプリング音声を・・」な
どという話を聞くとやはり心穏やかではありません。もうDOS3.3はほと
んど不要になりましたからDOS5とWin3.1でシステムを再構築する時
期かもしれません。まずODPが4万くらいかな?グラフィックアクセラレー
ターがGA1024Aで3万弱、SoundBlaster16が2万で合計
9万弱、Winそのものも入れて11万か・・・うーむ・・・い、い、いらん
わいっ!

富士通のAT互換機
当然出るだろうと思われてそのとおり出たFM Vですが、スペックを見ると
けっこうがんばってます。買うとすればFM V−33DモデルFDの248
K円ですね。CONPAQのDESKPRO4/33iと同価格です。DEL
Lだと433/Lで22.8Kですからほとんど対等の勝負と言えるでしょう。
メモリ4MBで、標準で高機能のグラフィックを備えています。これは定価で
すから、実売価格は18〜20万というところですか。これにサードパーティ
製の10MBメモリ、500MBHDDをつけても全部で30万でできるので
はないでしょうか。まあ信頼性で「買い」ではないでしょうか。これであとは
NECが国内でもAT互換機を出すだけですね。時間の問題だとは思いますが。


値崩れ
久しぶりに秋葉原に行ったので、軽く一周回ってみました。「DOS/V」と
いう看板が急に増えましたね。やはり長期的に見れば徐々にそういう方向に変
わっていくのでしょうね。去年知人に「何を買えばいいか」と聞かれた時「5
年先を見るのならAT互換機」と答えたのですが、なんのなんの「2年」でし
たね。本日の成果は3.5の2HD(東芝ブランド)×10が750円。安い
でしょ?印象的だったのは、98のvm2が16Kでした。MSXのFDD付
きは今でも25Kくらいするのに・・・。ま、私もこれは買いませんが。ちな
みにTTZが言っていたLDですが、P社の総合カタログにもありませんでし
た。うーん惜しいなあ・・・。10Kにしない?