この年にはバイクで事故を起こして肋骨4本骨折しながら、それにもめげずに
初めてのAT互換機の組み立てを始めました。Windows3.1がやっと使いもの
になってきたので、パソコンブームが爆発した年と言ってもいいかもしれません。



Winを使わない
一時は環境を整備してWindowsに移行しかけたのですが、結局DOS環
境に戻ってしまいました。なんでなのかしみじみ考えてみると、確かに
スピードが遅いということも原因の一つになっています。しかし店に展
示してある速い機種をいじってみてもあまり感覚は変わらないようです。
結局のところ「隔靴掻痒感」とでもいうのでしょうか、マジックハンド
でプラモデルを組み立てているような、中間に何かが介在しているよう
な手応えのなさが原因なのではないかと思います。この調子では日進月
歩ならぬ秒進分歩といわれるコンピュータの世界の変化についていけな
いことは確実ですね。

以下の部分は「PCの組み立て」として別の文書にしてあります
>PC/AT導入宣言(?)
>3年前、私は新居で使うPCについて「DOS/V機にしたい」と言っ
>ていたのですが、その後98の路線転換を見て結局BXを買ったのでし
>た。
>    中略
>最近私もPC/AT互換機を導入することを本気で考えています。
>    中略
>DOS/V始動?
>    以下略

趣味ですから

ま、私の場合市販品より高いことは承知のうえでやっているわけですか
ら・・・。また、トラブルも含めてそれなりに楽しかったし、現在もま
だあれこれいじりまわしていて大変に楽しい思いをしています。こうい
うのが好きかどうかは人によるので、損得の対象にならないと考えてい
ます。それでもあえて計算すると・・・非常に短期的な価格と一部不法
行為もあって、このシステムでさらに46,280円前後の節約が可能だと思
います。PB-SRAMを入れてとんとんというところですか。やってみます
か?まあ強くは勧めませんが。

夢のように速い

最近ATユーザーになってしまったN社の社員が、その互換機を持って
遊びに来ました。以前はIDEのHDDは増設が難しくて速い転送ができない
と言われたのですが、最近はE-IDEになって、場合によってはSCSIをし
のぐ場合もあるという話で、実際に多量のファイルを転送するのはどん
な具合なのか一度実験したかったので、早速つないでみました。彼の機
械のマザーボードはintelのエンデバーで、私のHDDをこの基板のIDEセ
カンダリーポートにつなぐだけでAMIのBIOSではHDDの設定す
ら必要ありませんでした。私のHDDからディレクトリコピーしてみると
約50MBのコピーが、計ってないのでのでわかりませんが、たぶん1分以
内に済んでしまいます。そりゃものすごい勢いで、ちょっとやみつきに
なりそうな速さです。バックアップ用に(転送して遊ぶために)1GBク
ラスをもう一基入れようかなあ。マニアだね。

VBを・・・

パソコンの世界で事実上世界制覇をした今では、Microsoftが言うこと
はまずその通りになると思って間違いありません。そのMicrosoftがこ
れからの標準言語にすると言っているのがこのVisualBasicです。WORD
やEXCELなどのアプリケーションのマクロもほとんど同一のものとなっ
ています。となると、やはりこれを無視するわけには行きません。とい
うわけで、VisualBasicを少し勉強してみることにしました。もうモー
ルス符号も飽きたし、何を作ってみようかなあ。

こちらは微速勉強中

先日言ったようにVisualBasicを少しいじろうかと思って参考書を買っ
てきたのですが、ちょっといじってみると世界が全く変わっています。
「うーむ・・・これは・・・」と、途方に暮れてしまいました。BASIC
と言っても例の行番号がついていてfor...nextだのif...then...elseだ
のとはずいぶん様子が違います。あれなら私もいささかの自信はあった
のですが・・・浦島太郎の心境はこんなもんかと思いました。C言語の
「すべて関数」という考え方になじむのにも時間がかかりましたが、こ
の「イベントドリブン」あるいは「コントロール」と「プロパティ」と
いう考え方に慣れるのもなかなか難しそうです。まあプログラムの作成
そのものは一種の「福笑い」のようなものですから、と言ってもいじら
ない人にはわからないね。要するに台紙があってそこにパーツを好きな
ように乗せていくという意味です。まあそういうわけですから、ちょっ
としたもの(例の「Hello World」Windows版程度)は大げさでなく3分
くらいでできるのですが、それ以上の物はなかなか難しそうです。むし
ろDOSも知らないし、これが初めてのプログラム言語だという人にこ
そすんなり受け入れられそうな体系だと感じました。しかし、あの「プ
ロジェクト」だの「プロパティ」だの「プロシージャ」って(Pばかり)
のは・・・なんか一時広告代理店関係が多用していた「コンセプト」に
似た感じがして妙な反感を感じるのはわしだけじゃろーか?

やってもーた!

ファイル総量が800MBを越えたあたりから、ぼちぼちバックアップ手段
が必要だなとは思っていたのですが・・・ついにやってもーた!!かな
り強烈なクラスタ破損をやってしまいました。chkdsk/fで修復した結果
助かったのもありますが、ディレクトリが4つ失われてしまいました。
なにより痛かったのはc:\WINDOWSの一部が失われたことと、c:\toolと
いうlhaやfdを納めたディレクトリが破壊されたことです。逆に助かっ
たのは、このc:\ht217とかc:\workというワークファイルで、これはラ
ッキーでした。defrag/fでほとんどのファイルが連続していることを期
待していますが・・・こりゃ大事だ。

↓遊んでいるマザーボード

P/I-P55TP4XE/90(ASUS)です。これは現在のところ自作派に最も歓迎さ
れているマザーボードの一つと言ってもいいと思います。その理由は

1.ペンティアム90〜200まで対応している
2.TRITONセットでEDO RAMに対応している
3.パイプラインバーストS-RAM用のCELPソケットを持っている
4.BIOSのヴァージョンアップができる
5.SCSI BIOSを持っているので安いSCSIカードが使える
6.PS2マウスコネクタを持っているのでCOMが2つ使える

一方、途中のヴァージョンなので物足りない点としては

1.メモリースロットが4本しかないので、4MBのSIMMでは16MBが最大
2.SOCKET5なのでVRMがなくペンティアムプロに対応していない(かも
しれない)

というところですか。バスは2ISA、3PCI、1ISA/PCI/Media、キャッ
シュ256K、オンボードI/O(E-IDEx2,FDD,2Siri,1Para)、ケーブル関係
付属という現在の標準的なボードです。サイズはミニAT(280x220)で
すから、一番小さいケースにも納まります。購入価格は「Amaster」で
23800円でした。完動テスト済みの新品同様品です。まあ、私もそのう
ち使おうとは思っているのですが、今のところその気にならないので、
使ってみたい人にはローカル価格20K以下応談ということでどう?

Win95の調子

そのうちWin95に移行することになるのは、時代の流れだからしかたあ
りませんが、今はまだ3.1の方が使いやすいと思います。そこで、
MSDOS.SYSにBootMenu=1とBootMenuDefault=7(私のように別ディレクト
リにインストールした場合の番号)を加えました。これによって、普通
にENTERすればWin3.1が起動します。BootWin=0も試してみたのですが、
そうするとWin95が起動しなくなるのでやめました。

とは言えWin95にも少しづつ手を入れています。これを今書いているの
は、Win95版の秀Term+秀丸ですが、ATOK9が一部不調なので、標準の
MSIME95をATOK風で使っています。学習を移せないので、IME(FEP)が
急に馬鹿になった感じです。また、とりあえず「FD」のショートカッ
トを「スタート」に入れ、POWER VIEW(おや?変換キーではスペース
が半角にならないぞ)のショートカットを「Power Window」に入れま
した。秀Term+秀丸にも従来の設定やマクロを移して、一応同じ作業が
できるようになりました。

あとはFS5.1を妙な書き換えなしで起動できるようにすればすれば今の
ところ用事は足りそうです。