816 年末小工事
今年は体調がイマイチなので5月のガレージの棚以外に工事らしい工事は
なにもしていないのですが、ここ2年くらい懸案だった17cm径蒸籠の
修理をすることにしました。
これは30年くらい前に横浜の中華物産店で3個組を買ったもので
飲茶に使われるものです。当時3個で1500円くらいでしたか。
今、この用途に使われるものは主に15cm径のもので、底の簀子が
籐で編んでなくて竹のブロックを並べただけのものがほとんどです。
また外筒も浅いものが多く肉まんとかを蒸かすと頭がつかえます。
この壊れたものは外筒に竹を伸ばした板が使ってあったので
長年の内に上下に4つくらいにわれてしまい、それを針金で結んで
だましだまし使っていましたが、今は上記のサイズばかりなので
もっと使いやすいサイズに修理するつもりで先延ばししていました。
板をきっちり円形に曲げるのは意外に難しいです。これも最初は
杉の5mm厚材で失敗し、結局タモの3mm厚材を1日水を吸わせて
アルミ箔で包んでアイロンをかけ、素早く15cm径の缶に巻きつけて
乾燥するまで2日放置でなんとか形になりましたが、端の部分が
どうしても形に沿わないではねあがっています。
割れた外筒をつないで内筒に再利用しています。底と蓋は
そのまま再利用していますが、意外にしっかりしたものに
なったのでたぶん死ぬまで使えるでしょう。