824 SMD版ツインT
SMDというのは要するにチップ部品のことです。
表面実装デバイス(Surface Mount Device)とも言います。
昨今は抵抗、コンデンサ、コイル、トランジスタなど。ことごとく
チップないしはチップサイズになってしまい。電子工作に入門するにも
このチップの扱いを避けては通れないと思います。
従来の1/10インチピッチのユニバーサル基板で回路を作る代わりに
同じピッチでランドが全部つながっている「PGA基板」というのを
試作してみましたが、実際にあれで大きなものを作るのは
かなり面倒で、やはりごく入門用の小さな回路が適しているように思います。
それで今回はCWの練習用に「ピー」という音が出る発振回路で
サイン波が出るツインT発振回路+トランジスタ2個の増幅回路
というやつをこれで作ってみます。上のつながった状態のランドを
今回はPカッターというプラ板を切るときに使うカッターで
必要な部分のつながりを削り取るという方法で回路を作って行きます。
黒線がカッターでつながりを断ったSMD配置前の線です。
右側がこれにチップのパーツをハンダ付けした図です。
黒が抵抗、茶色がコンデンサ、緑線がジャンパー、BCEがNPNトランジスタです。
元は2SC1815なので、これに近い2PD601ARとか2SC2712とかでOKです。
丸い1KΩはチップボリュームで、多少周波数を変えることができます。
SPは8Ωスピーカー、KEYは電鍵、電源は3Vリチウムボタン電池です。