838 風見梟
どう読むのでしょうか、「かざみフクロウ」ですかね。
昨年から自宅付近の生態系が変わってきたのか、急に鳥害というやつが
増えてきました。洗濯物や布団を干す2階のベランダがフンだらけに
なって掃除してもすぐに落とされてしまいます。ホームセンタで売っている
棘を鳥が止まりそうな場所に貼ってもそこをよけるだけで糞害には
ほとんど変わりありません。
そこで、首だけが回る梟のデコイ的なプラスティック製のかかしを
とりつけてみたら、けっこう馬鹿にできない効果があることがわかりました。
とりあえず、こいつが見える範囲には鳥害の主な原因であるスズメやヒヨドリ
程度の小型の鳥は飛んでこなくなることがわかりました。カラスや鳩には
あまり効いている様子はありませんが。
観察していると、やはり小鳥は自分が見られているのが嫌なのです。
このフクロウを軸で回るようにして、いる側に向きを変えてやると
その方角にはなんとなくいなくなるのでもそれがわかります。
ということは、少しづつ動くのもそれなりに効くはずです。
設置したのが2階のベランダが見える範囲なので、こんどはこれが
直接には見えないけれど、すぐ上の屋根のひさしに大量に止まる
ようになって、そこから糞を落とすので、まだ鳥害は続いています。
それなら、こんどは屋根を見渡せる場所にもう一台というかもう一羽
というべきか設置してやれ、てなもんです。
おなじみのebayで700円程度で見た目よりはるかにチャチです。
Details about Realistic Fake Standing Owl Hunting Shoot Decoy Deterrent Repeller Garden Decor
これだけでは動かないので、一番安いキャスターのベアリング部分とエンビVP管
の組み合わせで回転軸を作ってみました。造形的に風の抵抗が一番少なそうな
尾が風上を向くはずで、これで風見鶏ならぬ風見梟にするわけです。
屋根にはタワー頂から7MHz用スローパーのエレメント端を屋根の塩ビ鋼板から
1.5m離すために屋根馬+エンビパイプが乗っているので、これの先端に1.6mmの針金で
しばりつけてみました。きれいに回るのはいいのですが、どうやら小鳥が集結している
あたりには決して顔を向けないのです。うーむ、もっと明示的に風上を向く風向計的な
風を受けるしかけを追加するべきですかね。強風には弱そうな構造なので台風を
乗り切れるか心配ですね。