842 IXY 200F 尿液晶(?)修理
昨今はスマホの内蔵カメラによって、市場がすっかりなくなってしまった
コンパクトデジカメですが、スマホを全く使わないし、たぶんこれからも
必要となる生活はないだろうと思うので、もう7年前の機種を中古で買った
このIXY 200Fはこれからも手放せません。
とは言え、日常でそうそうカメラを使う機会がないのも事実で、年間で
数十枚程度ですから、まあそういう意味では銀塩時代とそれほどかわりません。
先日、またちょっと撮る機会に「どうも画面が黄色いな」という気がして
このカメラは使うシーンで太陽光、電球、蛍光灯とかの色温度を補正する
モードで使えますが、実際に撮った画像には異常がなく、液晶ディスプレイ
だけが黄ばんでいるようで、ネットで同様の症状を検索すると「尿液晶」
などと言う言葉もあるようで、下品ながら言い得ていると思いました。
3年前にこの次の機種210Fを分解したおしたので、まだ勘はいくらか残っています。
ではとりあえず、この機種の外国名PowerShot SD1300 ISまたはIXUS 105の
液晶をebayで探し、一番安そうなのを注文しました
ID:182312256265 LCD-Screen-Display-Replacement-For-Canon-IXUS105-SD1300-PC1469
5月4日のレートで1,109円、10日後に配達されたことになります。
袋に「佳能 IXUS 105」と書いてますね。これがキャノンというわけですか。
基本的には210Fと同じようなものですが、こっちのほうがきもちしっかりした
造りになっている気もします。毎年改善して軽量化とか不要な仕掛けを
削っていくのでしょうか。液晶のフレキ(FPC)が前面の基板に回るのも
似ていますが、基板のコネクタは210Fの方が無理のない位置になっていますね。
この200Fでは液晶の裏に隠れるように折っています。
この程度まで分解するのに外すネジは5本だけで、それもガワを留めて
あるだけで、主要部分はすべてはめこみで組立られます。こういう設計は
日本製品の独壇場のような気がしますね。元通り組んでスイッチを入れてみると
おお!見事に新品の発色復活です。
所用時間15分、費用1109円でした。ま、なんでも芸は身につけておくもんですね。