860 スーパーカブ110 JA44 オイル交換
オイル交換くらいでわざわざ写真を撮ったり記事を投稿したりするのも
どうなの、とも思いますが、JA44スレッドなどというのを読むと、けっこうな
割合で、どこに持っていくべきか悩んでいる人がいるのに今さらながら
驚きました。正直言ってこんなものは自転車のタイヤに空気を入れるのと
たいして変わらない、こともないですが、まあその次くらいの作業です。
今回スーパーカブはこのオイル関係で変更点があるので、そのレポート
という意味もあります。まずエンジンの真下にあるオイルドレンボルトの
形が変わって、ツバが広いドレンキャップ型になり、この中にスプリングと
ストレーナーが入っています。使用レンチは同じ17mmです。シーリングも
ワッシャータイプでなくOリングになっています。
また、今回から交換式のオイルフィルターが新設されました。
このボルトだけ他の場所に使っていない対辺8mmなのですが、せめて
10mmだと工具が少なくてすむのに、と思いましたが、まあそうそう交換
するものでもないし、この場所はスパナでもいけるかもしれません。
準備はこんな感じ、基本的にオイルが温まってさらさらになっていた方が
いいので乗った後がおすすめです。真下にバットを置いてオイル点検口を
あけておきます。
車体左側からドレンキャップをメガネレンチでゆるめると
オイルがあふれ出てスプリング、ストレーナーが外れます。
今回はオイルフィルターも交換するので、こちらも外して交換します。
オイル量は0.8リットルです。完全にドレンから出なくなってから
ドレンキャップを元通り、この時の注意点として、あまりトルクを
かけすぎないことです。私は前車(フォーサイト)で外れなくなって
キャップを壊して交換しました。アルミでナメやすいし。適正トルクは20Nm。
オイルはHONDA純正G1、道具は17mmのメガネレンチ、廃オイル受けバット
ウエス、ゴム手袋、すべてホームセンターで入手できます。
(私はモノタロウでオイル800円、フィルター500円でした)
見方によっては自転車のパンク修理より簡単かもしれません。
ちなみにパッキン/Oリングはほぼ使い回しで問題ありません。むろんオイル滲みや
洩れがある場合は当然交換する必要がありますが、同じサイズのドレンキャップで
8万Kmと6万Km乗って2000Kmごとにオイル交換したので、70回くらいになる計算ですが、
Oリングは一回交換しただけでした。しかも純正ではなくホームセンターの水栓売場にある
SANEIの「補修Oリング30番」で全く問題ありませんでした。
さらにもうひとつ、廃オイルの処理ですが、私の場合空になった缶に入れて
そのまま保存し、10本くらいたまったらオートバックスに持っていきます。