892 4GB以上のPersistenceを可能にする方法
前回紹介したLinux Mint Forumにあるスレッドで rui no onnaが
Aug 10, 2018 11:36に 投稿した文の通りにやってみたら、充分な再現性が
得られましたので、このやりかたを紹介します。
ISOはlinuxmint-19-mate-64bit-v2.isoで1.9GBの大きさ、使用USBメモリは32GB
メーカーは選ばないようです。基本的にWindows7からのみ作業しました。
念のため、作業前にこのUSBメモリはDOSプロンプトからdiskpart cleanしました。
1.管理ツール/コンピュータの管理/ディスクの管理からこのUSBメモリに全領域
FAT32の領域を作る
2.YUMI-2.0.6.1aを使ってこのUSBメモリにLiveLinuxを作り、persistentファイルを
100MBとする
3.完成したこのLiveLinuxMint USBメモリをwindowsからエクスプローラーなどで見て
仮にこれをGドライブとするとG:\multiboot\menu\linux.cfgというファイルを
エディタなどで編集する。
end行の前にある
「APPEND initrd=/multiboot/linuxmint-19-mate-64bit-v2/initrd.lz cdrom-detect/try-usb=true persistent」
の後にある「persistent-path=G:/multiboot\linuxmint-19-mate-64bit-v2」を削除する
この結果、この部分は
「APPEND initrd=/multiboot/linuxmint-19-mate-64bit-v2/initrd.lz cdrom-detect/try-usb=true persistent noprompt splash boot=casper iso-scan/filename=/multiboot/linuxmint-19-mate-64bit-v2/linuxmint-19-mate-64bit-v2.iso」
という文になる
4.G:\multiboot\linuxmint-19-mate-64bit-v2というフォルダ内にある
casper-rwというファイルを削除する。
ここまでが前段階。この後オリジナルに忠実に行うためにMiniTool Partition Wizard
というツールをダウンロードして作業したが、必ずしもこのツールでなくてもできる
と思う。Nortonを勝手にインストールして、ちょっと印象が悪かった。
5.MiniTool Partition Wizardを使ってこのGドライブのFAT32領域を2GB程度まで
縮小した。すると約29GBの未使用領域ができるので、これをEXT2で新しいパーテーションを作り、
ラベル名をcasper-rwにして、変更を反映させて終了する。
作業はこれだけで、ここでラベル名をつけなくても、このUSBメモリから起動した
LinuxMintのGPartedからラベル名を付けても問題なく動作した。
この結果、このLiveLinuxMintには29GBの保存領域ができて大きいファイルの
保存やファイル製作など、すべて変更が保存された。
この状態をGPartedから見ると、このcasper-rwのマウントポイントが
「/media/mint/casper-rw」となっています。ここがポイントだと思います。
また、このrui no onnaはpersistentパーテーションとしてcasper-rwともう一つ
home-rwも別に使えたというレポートも書いています。これについては、私はまだ
実験していないので、これとか、起動メニューの自動化やスリム化とかも
ぜひ追加実験を行ってみてください。