902 100VLED電灯の製作(2)
しかし、LED一個を点灯させるために、物によっては千円以上するトランスと
これらのパーツを使うのは「牛刀で鶏を割く」感じがします。ダイソーなどでは
LEDナツメ球や100V用LED電球を300円以内で売っているではないですか
あれの回路はどうなっているのでしょうか。
結論から言うと「コンデンサのリアクタンス」で電流制限をしています。
ただし、LEDは逆電圧と突入電流に弱いので、基本的にはこんな回路に
なっています。
ここで逆方向に2個のLEDを配置していますが、これの意味は
正電圧期と逆電圧期で交互に点滅する、言い換えれば逆電圧をLEDで逃がしている
ということですから片方は小型のダイオードでもいいのです。
そして、1KΩの抵抗で突入電流から保護しているのですが、この抵抗には
それ以降も電圧がかかり続けるので電力相当の発熱があります。
この回路でLEDを点灯するとかなりチラチラします。それは一秒間に
50回点滅しているからです。これをブリッジダイオードを入れて
100回にしてやれば、人間の目にはほとんど点滅を認識できません。
その場合は逆電圧保護のダイオードは不要です。