912 JA44のポジションインジケーター製作(2)
ポジションのシグナルは日本モデルでも当然出ています。
そんなところまで別に作る意味がないからです。これはシート真下の左側の
スプロケットカバーの上あたりに、110型9極コネクタというやつで
本来ニュートラルと4速分の計5本の信号がミッションから来ていますが
メーターに達しているのは中心のニュートラル一本だけで、つまりここで
4速分の信号は終わっているのが日本国内仕様なわけです。
終わっている場所は、9極コネクタの角の4か所で、本来は5か所がギヤに応じて
GNDになるというものです。つまり、ここで終わっている4つの信号を
メーターにまで伸ばしてやれば、本体の配線は終わりです。
実作業としては、写真と同型のコネクタのこの4か所が、現在未使用と
なっているので、この場所にこの電極を奥まで差し込めばいいのです。
メーターは先人のものを拝見したのですが、色を変えるのはいまいち
気持ちが進まないし、7セグLEDで外付け数字表示もあまり気にいらないので、
メーターの内側のへりの透明部分だけが、はっきり違う部位が4種類、
地味な色で光るというものを目指します。
メーターの内縁を紙で記録してきたものにあわせてエンビでおおまかな台を作り
ここに黄緑の小型LEDを配置するという方向です。
これがおおまかな設計ですが、LEDの順電圧を2Vとして回路電圧10Vに対して
50mAを流すには200Ωで、切り替えることを考えれば、電源側に1個の抵抗で
問題ありませんが、ユニット構造ということで、同構造のLEDセットを4組
配置しました。コードの色で判断できるように+12を黄色、カソード側が
上記のコネクタから伸ばした1~4の信号線なので、世界的に標準の色
1白2黒3赤4青5黄6緑に準じて、白黒赤緑4芯のシールド線を使います。
なにを隠そう、昔のマウスのコード廃物利用です。
金属部分が露出しないようにホットボンドでくるみ、全体に熱収縮チューブを
かぶせて「シグナルランプASSY」という感じに仕上げました。
実のところ、まだJA44本体を分解せずに作業を始めてしまいましたので
果たしてこれがメーターパネル内面にちゃんと配置できるかどうか
わかりませんが、工事は格段に楽になるはずです。