921 JA44サイドカバー用ノブボルトの製作
私の記憶にあるカブは例外なくシートの下あたりに左右ある収納スペースの蓋は
素手で回せるノブで留めてありました。
これが初代1958年(昭和33年)スーパーカブC100とパンフレットです。
ところが現在は盗難防止の意味もあるのでしょう。ねじ自体がないか
あってもコインで回せるタイプのねじでとめてあります。
そこで、捜せばいくらでもあるノブボルトの製作ですが、捜しても
これより安価なものはまずないはずです。
仕入れはコーナンのレシートによると、2個ぶんで
八幡ねじ チェンジノブ 107円×2
ステン六角ボルト(M6x30mm) 52円×2
スペーサー(M6用30mm4本入) 110円×1 計428円
加工としては、スペーサーを10mmの長さにカットすることだけです。
私は、リューターにつけたダイアモンドディスクで雑にカットして
汚いカット面をサンドペーパーコーンなどで研磨して、きれいな円筒形に
仕上げましたが、元のきれいな側を下側(サイドカバー側)にもっていく
ようにすれば、加工側はノブに埋もれてそれほど気になりません。
一見スペーサーは要らないように感じるかもしれませんが。これが
サイドカバーの浮き上がり高さを決めているので、これがないと、
いくらでもねじが締められるのでカバーの樹脂材料が割れてしまいます。
製作は、ノブにさしこむボルトとその蓋を固まるパテなどで埋めて
蓋の色や凹凸を目立たなくして色を塗りやすくすること。
スペーサーとビスの隙間もこれで埋めて一体化します。
固まった後にノブの蓋を塗装して終了。工作とも呼べません。
携帯工具や12V電源(エアコンプレッサー、照明、充電用USB端子)が
素手で取り出せるようになって大満足です。