922 光重合レジンが面白い(1)
もしここを見ておられる同業者の方がいらっしゃいましたら
「今更何を言ってるんだ?まさか今までアダプティック?」と、
老齢の同業者にしかわからん話をしたりして、ますますわかりませんが、
ここでいう光重合は私の業界でいうCRのことでなく、昨今はダイソーでも
売っているレジン液のことで、それもいまいちわからなければ、それこそ
アホなネーチャンでも知っている「ネイル」に使うやつです。
一般の人にとっては「レジン?」と耳になじんでいない言葉でしょうが
要するに「アクリル樹脂」のことで、ホームセンターで売っている、
昨今はTVのトーク番組でも出演者を隔てている「アクリル板」がありますが
あれの素材を(というか、あの種のものを広く)レジンと言うのです。
ああいうものは「プラ」とか「ポリ」とか言う場合もありますが
プラスティックはどのような形にもなることで、ポリとは
同じ構造が鎖のように長くつながったものを意味しています。
今回のレジンが意味しているのはメチルメタアクリレートで
そのアクリル板も入れ歯も仮歯もほぼ全部これでできています。
ではなぜこれをダイソーで売っているのかといえば、この素材は
透明性が高く、液体が固まった後でまるでガラスのように見えるので
ちょっとしたアクセサリーを作るのに向いているのです。