930 タワー解体プロジェクト(1)
昨年は私にとって人生の節目ともいうべき年でした。
まず年齢が70代となり、どこから見てもバリバリの高齢者となりました。
また、30年以上同居していた義母が100歳で亡くなり
息子と娘もそれぞれ転居して彼らの人生の節目となりました。
今年に入って、この家の相続者となった私の配偶者は30年間で
ガタが来た場所の補修と今まで不満だった部分のリフォームを行い、
人が一人亡くなることに付随するあれこれにすっかり疲れ果てました。
そこで、この家をしみじみ眺めて、次なる高齢者が亡くなることを
想像したに違いありません。
「あんた、あのタワー、死ぬ前にちゃんと撤去してよ!」
「え?あれ、Tが(息子)なんとかするんじゃないか?」
「そんな危険なこと、誰に頼めばいいかもわからないじゃない。」
「うーむ・・・」
これは30年前、当時の大川端ローカル(両国界隈のハム仲間)に手伝って
もらって基礎の生コンを打って、当時40歳の私がDIYで建塔したタワーで
クリエイトのKT6Nです。1セクション長が2.438mの三角柱6セクションで
合計14.6mのうち1.8mが地中に入って地上高12.8mです。
これに4mのマストが、頂上からローテーターの位置まで約1.7mもぐり込みます。
ということは飛び出すマストが2.3mで、結局マストの先端が地上高15.1m
ということになります。