935 タワー解体プロジェクト(6)
で、タワー本体の解体アルゴリズムの最初は「ポールの独立」です。
つまり(5)でポールの下端に近い場所を3方向から第二セクションで
固定したわけですが、このポールが自分の体重を支えている状態で、
自分の体を預けていない周辺の第一セクションを解体するわけです。
しかし、ポールはタワーのトップにあるベアリングを貫通していて、
ポールに対して側方に力をかけたとき今はたぶんこのベアリングに
ポールの先端部分はある程度支えられているはずです。下方に見える
ローテター台は穴を貫通していますが、ポールには接触していないので
これはもう撤去しても問題なさそうです。
そこで、はたして本当に下端のクランプによる3点保持だけで
ポールの上端に近いあたりでも作業できるのかを検証するのと、
第一セクションの縦レール3本の連結を解除する第一歩として
このトップのベアリングユニットを撤去しました。
これが撤去後のポールを下から見たもので、先端あたりにある
短い単管はポールがそのまま落下しないようにするストッパーで
現在はどこにも連結していません。この状態でポール先端付近に
命綱的なロープで側方に体重をかけてみても、それほどポールは
動かないので、目的の「ポールの独立」は得られているようです。
これでGW中に第一、第二セクションが撤去できればいいですね。
本日の作業でわかったのは、ボルトナットがかなり固着していて
特に「ナットの共回り」を裏側から止めるレンチと表側からの
ラチェットレンチを両手で作業するのはハーネスに吊られた状態では
けっこう難しいことです。これをなんとかタワーのレールなどで
回り止めできるような方法を用意する必要がありますね。