942 タワー解体プロジェクト 余波
過去ログを見ると、「674 地デジその後 2011/11/04」という文があって、TVアンテナの
配線はこのようになっています。
今回タワーを解体したことによってこの図の14エレ八木というやつが、中途半端な
4エレになって、配線はそのまま使っていたのですが、現在我が家には一階と二階に
それぞれ1台のTVがあるのですが、この分岐から一番遠い一階のTVの受信状態が
非常に悪くなって、ブロックノイズが出まくるようになりました。
普段は全く見ないTVなので、まあそのままでもいいか、とも思ったのですが、
たまに来た孫に「あばあちゃんこれ見えない!」と言われては、こちらに矛先が
向いてくるのは必然の流れです。うーむ、今更配線をやり直すのもなー・・・と
思いつつ、なんで二階は受信良好かと思い直したら、10年前にタワーのアンテナを
整理したときにアンテナ直下で分岐させて、二階には屋内配線なしで受信させている
ことを思い出しました。
ならば一階もこの際、地デジだけは直接屋外に出してやれば屋内配線をジャンプ
できるし、エアコンスリーブを使えば隙間ケーブル的な信号劣化の原因になりそうな
物も排除できます。いや、むしろこの際、一階アンテナだけ別にしてしまえば、
現在単管に妙な形についている4エレ八木も、そのうちもっと簡単なものに
交換できるというものです。
ではどんなアンテナがいいかと、ネットで自作を見て回ると、どうやら我家のような
強電波地域ならツインループアンテナが、一番簡単でよさそうなので、早速こいつを
そこら中に余りまくっているエアコン配管から回収したVVFケーブル(※)で30分程度で
試作品ができました。要するに一波長、東京の51.1~61.1cmの中間あたりの55cm
のビニル被覆銅線を2本、雪だるま型にして、くびれ部分で銅線をそれぞれハンダ付けし、
間隔を5mmあけてこれをアンテナケーブルの芯線、網線にハンダ付けすれば終わり
という、要するに被覆を4か所はがすのとハンダ付けを4回行えば終了という、
慣れれば10分もあれば完成するので、工作初心者にもお勧めできるアンテナです。
これでちょっと外に出してみれば驚きの強受信で、え?こんなタワーと家屋の
間の場所でこんなに強いんなら、別に高いところに上げる必要もないじゃないか。
と、結局そのまま防水処理だけして、用意した5mのケーブルはそのまま袋をかぶせて
ぶら下げておきました。
※エアコン取替工事で、廃棄品本体はリサイクル券を使って、最終集積場に持ち込みますが
配管はゴミで処理するしかありません。二分管と三分管は裸にして50cm以内の大きさに
まとめれば。燃えないゴミとして出せます。VVFも同じですが、単線3本にばらした
1.6mmや2mmの古いビニル被覆線はさすがに信頼性が低いので屋内電気配線には
使えませんが、手で曲げられる針金としてはさびないし、なかなか便利なので
赤黒白それぞれ10mくらいあるやつを、適当に切り出しては家のあちこちで使っています。