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827 非安定マルチバイブレーター   7K1PGA   2016/03/13 14:59        Reply

PGA基板を使った入門工作シリーズ(?)
2つのLEDが交互に点滅するだけのものです。
この数値だと、ちょうど踏切のカンカンと鳴る警報のランプくらいの
点滅速度です。子供が小さい頃は救急車のミニカーの赤色灯に入れて
雰囲気を出していました。

これで2cm角程度の基板ですから、そういうものに内蔵できるのでは
ないでしょうか。むろんLEDは普通のΦ3mmやΦ5mmでもかまいませんが
白色や青色を使うには3Vではなく4V程度の電圧が必要です。
ベースに来ている抵抗の数値を可変にすれば速度を変えることが
できるはずです。

回路はどこにでも転がっていますし、見たままですから、書くまでも
ないですが、基板を左右に二分して全く同じ配置ですが、これは
3本足トランジスタのように、鏡に映した配置ができないので
このようにしています。元はC1815ですからそれに近いNPNトランジスタなら
それほど違わないはずです。緑はジャンパー線です。


まあこの配置なら特にこの基板を使うまでもなく、生基板の切れ端に
溝を切ればいいわけですが、まあ0.1インチピッチの格子状の溝が
最初から描いてあるので溝を切りやすい、ということで。

ほとんどいないとは思いますが、この基板を試してみたいという
奇特な人のために一応おいておきます。
430DPI程度58.4mm×33mm程度です。

826 ebayさらにその後付記   7K1PGA   2016/03/09 16:48        Reply

タービンカートリッジの分解工具を入手していろいろ分解した結果
今回の話の発端である、バックキャップが入手不可能になってしまった
タービン用ハンドピースのカートリッジを分解して、この部品を使えば
ネットで見つけられないでいるYaBangBangのYBB-S-M4-SUの
カートリッジを自作できることがわかりました。

元になるのはNSK NTF-SU03です。これが35年前から使っている
アルファエアーツイストフリー用のプッシュタイプのカートリッジです。
スピンドルの直径は最も一般的な3.17mmですが、YBB-S-M4-SUには
2mmほど長いので、これをダイアモンドディスクで切って断面を研磨します。

上下のベアリングはこのカートリッジはツバつきタイプを使っていますから
これは最も一般的な内径3.175mm、外径6.35mm、高さ2.38mmの
ものに交換します。インペラーはそのまま使えて、スプリングワッシャーと
ガスケットは現在YBB-S-M4-SUで使っているものをそのまま清掃して
使います。プッシュボタンの径が少し太いのですが、バックキャップ内に
空間が充分あるので、なんの問題もなく快調動作します。

これでYaBangBangのYBB-S-M4-SUのカートリッジについては
問題解決しました。なにしろ35年使ったハンドピースですから
NTF-SU03は故障品と装着中との合計で10個以上あるのです。

また、標準として採用したSANDENTのMAK4とBAK4については
むろんebayでミニ(NPA-MU03)スタンダード(NPA-SU03)共に
普通に互換品がいくらでも入手できますし、ベアリングの交換も簡単です。
また、最初に買ったRITO DENTALのRT07-P用のカートリッジと
バックキャップが完全にこのSANDENT BAK4と互換であることから
こちらも4個以上のストックが確保できたことになります。

825 ebayさらにその後   7K1PGA   2016/03/07 23:28        Reply

今回は全く自分自身に対する備忘録で、誰の役にも立たないことは
ほぼ確実です。ebayにおける中国のリバースエンジニアリング研究
とでもいうものかもしれません。

私が標準にしたSANDENTのタービンハンドピースですが、この元に
なっているのはナカニシのNSKパナエアーΣであることがほぼわかりました。
このパナエアーにもバージョンがいろいろあるのですが、パナエアーの
カートリッジがケース入りなのに対してパナMAXのカートリッジは
風車が露出しているタイプで、YaBangBangのYBB-S-M4-SUも
この風車露出タイプですが、ネット上でこれにぴったり合うものを
なかなか発見できないでいます。

このYaBangBangのYBB-S-M4-SUもSANDENTのMAK4も
ベアリングは同じ、後述のΦ6.3mm×h2.3mmですが
YaBangBangは風車がΦ7.5mm×h2.9mmで、軸の長さが11.9mmのものです。


オリジナルの型番としてはNSK(N)パナ(P)エアー(A)
スタンダード(S)ミニ(M)トルク(T) プッシュ(U)なので
ミニプッシュでNPA-MU03 スタンダードプッシュでNPA-SU03
ということになります。
パナMAXはPAX-SU03となります。このカートリッジをコピーしたものが

Cartridge Turbine Rotor Push Button Ruixin RXBY Standard Dental Handpiece BA
とか
Turbine Cartridge NPA-SU03 for NSK Pana Air High Standard Handpiece Push Button
とかいうやつでこの「BA」とか「SU」を「MA」や「MU」にすれば
ミニヘッド用のものが得られます。

全く同じように見えても、中身は色々なので、このカートリッジを分解して
個々のパーツを取りかえて再生しようという試みも行っています。


カートリッジは千円~二千円なのに対してベアリングや各パーツは
500円前後なので、それほどコストパフォーマンスがいいとも言えませんが
数回動かしてベアリング故障だけで捨てるのも業腹なものがあります。
パーツは軸(Spindle)、風車(Impeller)、ベアリング、ワッシャー、ガスケット
などで構成されていますが、故障はほぼベアリングにしか起こらないので、
ベアリングだけ交換できれば、入手困難なカートリッジも簡単に
修理できることになります。(id:261431434335)


これがカートリッジの分解/組立工具で、交換するベアリングについては
今回の機種すべてに共通の、内径3.175mm、外径6.35mm、高さ2.38mmで
この大きさのセラミックベアリングをebayで買うと400円程度です。
Ceramic Bearing Balls fit NSK High Speed Handpiece(id:171963972525)
つまり、故障するのはほとんどの場合ベアリング1個だけなので、
400円でカートリッジが買えるとも言えるのです。

風車部分やケース部分はまず壊れませんから、壊れるのは
このベアリングと、ブッシュボタンのある軸部分だけです。この軸は
spindleとかaxisと言い、φ3.15mm、長さ11~13mm程度のものをカットします。
Push Spindle/Axis Push Button Handpiece Air Turbine(ID:262491052297)

ちなみに、オリジナルのNSK製のカートリッジも当然使えるはずですが
こちらの定価はだいたいこんな感じです。リバースエンジニアリングが
はびこれば、業界自体が崩壊する恐れがあることがよくわかりますね。

824 SMD版ツインT   7K1PGA   2016/02/28 01:06        Reply

SMDというのは要するにチップ部品のことです。
表面実装デバイス(Surface Mount Device)とも言います。
昨今は抵抗、コンデンサ、コイル、トランジスタなど。ことごとく
チップないしはチップサイズになってしまい。電子工作に入門するにも
このチップの扱いを避けては通れないと思います。

従来の1/10インチピッチのユニバーサル基板で回路を作る代わりに
同じピッチでランドが全部つながっている「PGA基板」というのを
試作してみましたが、実際にあれで大きなものを作るのは
かなり面倒で、やはりごく入門用の小さな回路が適しているように思います。


それで今回はCWの練習用に「ピー」という音が出る発振回路で
サイン波が出るツインT発振回路+トランジスタ2個の増幅回路
というやつをこれで作ってみます。上のつながった状態のランドを
今回はPカッターというプラ板を切るときに使うカッターで
必要な部分のつながりを削り取るという方法で回路を作って行きます。
黒線がカッターでつながりを断ったSMD配置前の線です。


右側がこれにチップのパーツをハンダ付けした図です。
黒が抵抗、茶色がコンデンサ、緑線がジャンパー、BCEがNPNトランジスタです。
元は2SC1815なので、これに近い2PD601ARとか2SC2712とかでOKです。
丸い1KΩはチップボリュームで、多少周波数を変えることができます。
SPは8Ωスピーカー、KEYは電鍵、電源は3Vリチウムボタン電池です。

823 パワーLEDの研究(5)   7K1PGA   2016/02/26 00:47        Reply

もう一つ、Li-ionの電圧は放電が進むにつれ、4V程度からどんどん低下してきます。
むろんLEDの順電圧まで達すると回路に電流は流れなくなって消灯します。
また、放電電流が大きいと、大きく電圧が低下します。
パワーLEDが熱くなって順電圧が下がって電流が増えてさらに熱くなって
順電圧が下がる、と悪循環を起こすと、Li-ion電池は、放電電流が
大きくなって電圧が下がり、電流も少なくなる、と悪循環を抑制する
方向への効果も多少は期待できるのです。

10年くらい前には一個千円以上したこのパワーLEDですが。おなじみ
aitendoでは1W型が30円、3W型が50円、アルミ放熱板は10枚100円です。
こうなるとかなり乱暴な実験もできますから、いろいろ試作してみました。
今のところ、電池パックで生き残った電池の使い道としてはポケット
懐中電灯が一番合っていると思います。1/8Wのチップ抵抗を4つ束にして
1/2W型にして1~2Ω程度を放熱板上に配置すれば、もともと明るいので
300mA程度の電流でもかなり明るく感じます。この程度なら特に駆動回路を
作らなくても5分程度までの点灯なら発熱も「暖かい」程度です。

Li-ionの+極とすぐその外側のケース(GND)にハンダ付けした
スライドスイッチをレジンで固め、この先に放熱板つきのLED、
さらにその前に用途によって照射角120度/60度/15度のレンズをつけて
全体を電池パック用のPVC収縮チューブで包んでいます。
充電時にはこのスイッチあたりのチューブを切り取って充電用コードを引き出し、
充電後に再度チューブで包みます。
ちなみに、このレンズとか収縮チューブとかはすべてebayで入手できます。
レンズは10個単位で300円程度(291633561998)、
チューブは2mで300円程度(PVC Heat Shrink Tube)というところです。

もう一つ試作したのは、1W型LEDを3個直列にしたものに、3Wの金属皮膜抵抗を
使った自動車用マップランプです。電源電圧を13.8V、LEDの順電圧を10Vとして
3.8Vで0.5Aとして7.6Ωですから、安全をとって8.5Ωを放熱板上に配置し、
元の電球部は基板とカプトンテープで耐熱設計にしました。
長く点灯するものではないのでそれほどの危険性はないでしょう。


結論としては、放熱をしっかりとって、順電圧を発熱した後の3.1Vと
考えて電流を少なめに設定して、あまり熱をもたないように作ることに
注意すれば抵抗だけでもそれほどの危険性はないし、安いので
切れてもそれほどがっかりすることもなくなりました。

822 パワーLEDの研究(4)   7K1PGA   2016/02/24 18:36        Reply

さて、話を戻して、パワーLEDが使いづらい、と書きました。
ではなにが使いづらいかと言うと「LEDは定電流で使う」という
ところにあります。というのは、このLED、その定電流が500mA程度で
なおかつかなり大きな発熱をするところにあります。

というのは、LEDには順方向電圧というものがあって、これを3.3Vとします。
定電流で使うためには、電源電圧とLEDの順電圧の差の電圧に
電流制限用の抵抗を入れます。つまり電源が6Vだとすると
6-3.3=2.7Vで500mAが流れるように2.7÷0.5=5.4Ωの抵抗を
回路に入れればいいのです。

この図は背の高い容器に入っている水をパイプで低い容器に移す様子です。
容器の高さが電圧、パイプの太さが抵抗値を表しています。
左側の電源電圧が右側のLEDの順電圧とどれだけ差があるかで水の流れる強さ(電圧)
パイプの太さ(抵抗)によって流れる水の量(電流)が変わります。

これをパワーLEDで考えると使いづらい点が2つあります。一つは抵抗の値が
微妙すぎで、ぴったりの抵抗が得られないこと、もう一つは
2.7Vで0.5Aだと、この抵抗には1.35Wという電力がかかることで
普通に売っている抵抗は1/4Wなので、たぶん過熱で切れてしまいます。
この図でいうとパイプの素材が水量に耐えられないで破裂することになります。
というわけで、パワーLEDは専用の駆動回路で定電流を与えることが
推奨されるのですが、なんとか抵抗1本ですませたいのです。

さらにもう一つ使いづらいのは発熱するところにあります。
このために、このLEDは必ず放熱板に接触させて使います。

もう一つ、「熱くなると順方向電圧が小さくなる」というのもあります。
仮に3.3Vが3.1Vまで低下すると、500mAで計算した抵抗値では
2.9÷5.4では540mA程度まで電流が増え、電力も1.6Wくらいになります。

そこで、さきほどのLi-ion電池なのです。
これだと、パワーLEDの順方向電圧が3.3Vに対して
Li-ionの電圧が3.7と、変動を考慮しても概ね0.5Vの差なのです。
つまり、これを電源とすると抵抗の使い方がかなり楽になるのです。
0.5Vで0.5Aということは1Ωの抵抗で0.25Wということになりますから
多少電流を低めにすれば1/4の抵抗で充分ということになります。

821 パワーLEDの研究(3)   7K1PGA   2016/02/24 18:33        Reply

上にも書いたように、Li-ion電池は非常に危険です。また、電池は
基本的には化学反応であって、デジタル的に正確にコントロール
できるようなものではありません。

仮に6個のLi-ion電池を3個直列×2つ並列で使う場合には
この個々の電池が危険な状態にならないように厳密に管理しています。
具体的には充電時に異常な電流や電圧にならないか、あるいは
放電時に高い温度にならないか、などで、これを充電器側が
「ソフトウエア的に」管理することで安全に使用できているのです。

逆に言うと、例えばこの6つの電池の一つが異常な状態になれば
ソフトウエア的にはこの電池パックを使用できないようにします。
さらに逆に考えると、電池パックが使用できないからといって
この6つの電池のすべてが異常な状態とは限らない、ということです。

上にも書いたように、充分に理解して危険を防止できないならば
絶対にやってはいけませんが、この電池パックを内部を傷つけないように
「殻を割って」個々の電池を取り分けてから電圧を測るか、あるいは
電球を点ける、あるいはモーターを回転させるなど、なんらかの
負荷を与えてみれば、異常な電池はすぐに判別できます。

そこで、異常でなかったLi-ion電池は?というと、これはまだ
充放電できる能力が残っているので、普通に使えるのです。
また一個だけの充電であれば、それほど複雑なソフトウエアは不要で、
専用ICを使えばごく簡単な回路で充電できるのです。
このLOGの805とか808の記事を読んでみてください。

820 パワーLEDの研究(2)   7K1PGA   2016/02/24 18:29        Reply

ところで、話は全く違う方向なのですが、リチウムイオン電池というものを
考えます。現在、軽量高容量の二次電池としては最も多く使われていますから
例えばアキバのジャンク屋に行けはノートPCの廃電池パックが
無料から100円くらいでいくらでも手に入りますが、むろん全く使えません。
また、これの廃棄も通常のゴミと同じように行ってはいけません。

リチウムイオン電池は高容量で、言い換えれば化学的反応が非常に
急速なので、けっこう危険な電池です。ネットには、これをショートして
燃焼や爆発する動画がいくらでもあがっていますから、ここに私が
書くようなことが容易にこのような結果を招くことを、充分に理解
してください。作業中に爆発したら絶対に無事ではすみません。
実際、ボーイング787が、これで燃えて、ずいぶん長く運行停止になった
ことは記憶に新しいと思います。

話を戻しますが、ノートPCの廃電池パックはもう充電できません。
あるいはすぐに満充電になり数分も使えないという状態になります。
むろん充電/放電の繰り返しで電池寿命が終わってしまったという
ことではあるのですが、実は上に書いたような危険性を持つことから
「ソフトウエア的に」電池寿命が終わってしまったという意味なのです。

Li-ion電池は通常3.6Vか3.7Vです。ノートPCを駆動するには電圧が
低過ぎるので、電池パックは3本か4本を直列にして10~15V程度に
して、さらにこれを並列にして容量を増やしたものが普通ですから、
あの電池パックの中には3個から8個くらいの電池が入っています。

819 パワーLEDの研究(1)   7K1PGA   2016/02/24 10:37        Reply

LEDを使った小型の照明は、前方だけに光密度が高いという性質から
数個から20個くらいのLEDを並べて全体の光量を増やすという方法が
多くとられていました。Φ5mmのLEDは「高輝度」を謳うものでも20mAで
使うのが基本ですから、これを20個並列にすると、結局は400mAになります。


これに対してパワーLEDというのは、1個でこれに相当する光量が
得られるもので、最大で700mAの電流で、かなり大きな発熱をします。
従来は、かなり高価なものだったので、マグライトなどの高価な商品に
使われていました。順方向電圧が3.2V~3.4Vと、かなり高いので
この大きな電流と発熱を考えると、気軽には使いづらい製品でした。


このパワーLEDは普通の電球などと同じ電力(ワット)でその能力を
表すのが普通で、1W~5Wくらいが最も普通に使われます。
電球で5Wというと、自動車のルームランプくらいで、ぼんやりと明るく
なるけれど字を読むにはちょっとつらい、くらいの明るさですが
パワーLEDの3Wを車内で光らせると60Wの裸電球の下にいるくらいの
明るさになります。

818 あけましておめでとうございます   7K1PGA   2016/01/01 03:15        Reply

老人だけの年越しなので、準備も簡略化が進み、私には特にやることもなく
「ハンディモーター」(ペーストキャリアー)の製作も終わって

(下が今回製作、電池を18350サイズにしてフルナーゼの蓋使用)

映画二本を観て風呂に入ったらこの時間になっていました。
本年もよろしくお願いします。

817 恒例、私の十大ニュース   7K1PGA   2015/12/26 18:28        Reply

齢をとると、日々の変化というののがほとんどなくなりますね。
例のごとく大まかに日付順に。

1.小姐系パーツ店aitendoの「びんぼうでいいの」
 ジャンク系電子パーツいじりの面白さを少し思い出させてくれるお店なので、
 あるものはある、ないものはないという不自由さを愛すオッサンが多いです。

2.局免再免許
 このページのタイトルなので局免だけは保持しています。
 今年もQSOは0件でした。

3.本物のジジーになる
 春先に本物のジジーになって、夏ごろ一緒に写真を撮られる機会があったのですが
 子供の頃の祖父と同じ雰囲気の自分を見て、ああ世代が2つ過ぎたと思いました。

4.ガレージ改修
 最近あまり無理がきかないようになったのですが、ガレージの棚を改修して
 HPがなくなったことを実感しました。LV63ながらベホイミは使えません。

5.黄色紙研究
 特に作りたいものもないのですが、プリント基板の作り方としては
 この黄色紙で、アマチュアレベルではフォトレジストが要らなくなりました。

6.ebay
 今年一番いろいろなものを購入したのがこれで、貴重という意味でなく
 日本で扱わないパチものにたどりついて買えるのが面白いです。

7.胆汁鬱滞
 18年前の手術後、年に数度だった胆道炎が月に1度くらいの発現頻度になり
 どうやら自分の死神の姿がはっきり見えてきたようです。

8.蒸籠修理
 買えばたいした額でもないものを手間暇かけて修理することこそジャンク道です。
 そういう意味では、今年一番のジャンク道研鑽がこれでした。

9.ゴールド免許またもパー
 昨年ゴールド免許後の12月と今年の12月、露骨なトラップにかかって、はや
 4点になりました。交通量0の場所でトラップにかかるのはほんとに腹立たしい。

10.youtuber
 TVは元々あまり見ないのですが、今年はYoutubeの「番組」というやつを
 視聴することが習慣になりました。近代史や報道系のものが多いです。

816 年末小工事   7K1PGA   2015/12/22 00:02        Reply

今年は体調がイマイチなので5月のガレージの棚以外に工事らしい工事は
なにもしていないのですが、ここ2年くらい懸案だった17cm径蒸籠の
修理をすることにしました。

これは30年くらい前に横浜の中華物産店で3個組を買ったもので
飲茶に使われるものです。当時3個で1500円くらいでしたか。
今、この用途に使われるものは主に15cm径のもので、底の簀子が
籐で編んでなくて竹のブロックを並べただけのものがほとんどです。
また外筒も浅いものが多く肉まんとかを蒸かすと頭がつかえます。

この壊れたものは外筒に竹を伸ばした板が使ってあったので
長年の内に上下に4つくらいにわれてしまい、それを針金で結んで
だましだまし使っていましたが、今は上記のサイズばかりなので
もっと使いやすいサイズに修理するつもりで先延ばししていました。

板をきっちり円形に曲げるのは意外に難しいです。これも最初は
杉の5mm厚材で失敗し、結局タモの3mm厚材を1日水を吸わせて
アルミ箔で包んでアイロンをかけ、素早く15cm径の缶に巻きつけて
乾燥するまで2日放置でなんとか形になりましたが、端の部分が
どうしても形に沿わないではねあがっています。


割れた外筒をつないで内筒に再利用しています。底と蓋は
そのまま再利用していますが、意外にしっかりしたものに
なったのでたぶん死ぬまで使えるでしょう。

815 ebayその後(6)   7K1PGA   2015/12/17 17:24        Reply

ところで、話は全く変わるようで変わらないのですが
細い歯根にセットしたメタルコアに起因する破折や亀裂は、予後が
あまりよくないことから、昨今はファイバーコアを使う場面が増えてきました。

3種類の径のドリルと各5本づつのコアーが入った某G社のセットが2万円
10本のコアーが9千円、同じく10本が某K社で8千円、たぶん中国から
仕入れている某F社のセットが1万3千円です。

つまり、日本においてはこの商品、一本700円~800円が相場なのです。

では、ebayでこの商品を検索してみたらどうでしょうか。
前述のタービンハンドピースのYaBangBang社が出していて
上記F社のセットに似た構成のセット

Dental Fiber Posts Resin High-intensity Straight Pile Thread Glass & 4 Drills
Item Id: 161354818270
これの支払いが日本円で1183円


50 Pcs Dental Oral Glass Fiber Post 1.4mm Straight Pile Single Size Bulk
Item Id: 261802650735
こちらは日本円で2896円でした。


それぞれ、ぜひebay USAで検索してみてください。
4種類のドリル付のセットで一本50円、50本入りのほうは一本57円です。

これによって私はコアスクリューの使用をほぼ全廃しました。
品質においても日本の相場と10倍以上の差があるようには見えないのですが。

814 ebayその後(5)   7K1PGA   2015/12/16 17:11        Reply

このYaBangBang、悪くはないのですが、全体に太めで握りにくいのと
滑り止めが縦の模様だけなので、もう一つの使用感です。

そこで、せっかくのツイストフリーカプラーなので、これにクイック
ジョイントできる同じような製品で、なおかつ、もうすこし小さい
ヘッドのものはないかと検索したら

Item ID : 250995626219
SANDENT Mini Head Dental High Speed Handpiece Quick Coupler 4Hole NSK Style MAK4

という製品にヒットしました。このSANDENTという会社は、カートリッジも
単独で売っているようなので、ebayだけで長く使うには一番適していると
思われます。今回はミニヘッドのものを買いましたが、スタンダードヘッドの
ものも、またそのカートリッジも売られています。

品番はSANDENT MAK4というもので持ち易さも一番だと思いました。

カプラーの部分だけをKAVOタイプに変えたものや光ファイバー6ホール
コネクタのものなど、いろいろあるようですが、結局のところ、それぞれが
一つのモデルから作られたバリエーションのようなので、このあたりを
変更する意義はそれほどないようなので、今後のメインテナンス性から
考えてこのSANDENT MAK4をとりあえず私のスタンダードに決めました。

YaBangBangの製品に比べると若干高めですがそれでも本体にカートリッジ
2個で1万円以下に納まるというのは本物に比べれば1/10以下です。

ちなみに、この機種のカートリッジは
Dental Turbine Cartridge Rotor Push Button MA Fit MINI Head High Speed Handpiece
Item Id: 271930502186
これはバックキャップが最初から付属しているのがいいですね。

カプラー部分のOリングは
0.5/0.7/0.8mm Section Select OD from 2mm to 6mm Rubber O-Ring gaskets
Item Id: 121738060470
これは線径0.7mm、外径3.2mmのものを2個使います。

813 ebayその後(4)   7K1PGA   2015/12/15 23:22        Reply

というわけで、ebayで買ったItem Id: 201406691325は
Dental High Speed Turbine Handpiece Standard Head W/ Coupler 4 Hole fit NSK New
という商品です。

話はちょっとそれますが、中国のリバースエンジニアリングについてです。
これは最初から設計するのではなく、すでに完成している商品を
データ化したり、分解したりしてコピー商品や模倣製品を作り出すことで
例えば、ここに書いた製品ですが、IDで検索せずにこの文字列で検索すると
非常に多くの商品がヒットするのがわかります。

これを見てわかるのは、店や価格はさまざまでも、実際のところ、すべて
同一の商品に見えるということです。つまり、元になる商品は1種類で
これをリバースエンジニアリングして非常に大量に作っているということです。

今回の製造元はYABANGBANGという会社で、字をあてるなら牙幇幇でしょうか。
製品型番はYBB-S-M4-SUで、元になっているのはたぶんNSKの10年くらい前の
モデルだと思います。


これは写真のようにホースのねじれを吸収するNSKのQD-Jというタイプの
クイックカプラーがついていますので、ほぼツイストフリーマークⅡと
同等の能力があります。カプラーの回転がややきついのと、全体的な精度が
不足している感じは否めません。また、これ用のカートリッジをebayでは
購入できません。これもまた、一種類だけを大量生産する中国の
リバースエンジニアリングの特徴です。

このカートリッジについては、例のごとくたどたどしい英文メールで
セラーに言って工場から取り寄せてもらいました。このハンドピースが一本
4000円弱なのに対して、バックキャップ付きカートリッジは1個2000円
程度でした。それにしても全部で6000円、しかも送料は無料なのです。

812 ebayその後(3)   7K1PGA   2015/12/15 14:20        Reply

ebayはヤフオクともAli Expressとも違う一種の癖があります。
まず、日本語のebayサイトですが、これはあえて使わないことを勧めます。
というのはAli Expressの場合は英語を単純に機械翻訳しただけなので
かえってわけのわからない文章が多いという点を除けばページのソースは
基本的には全く同一のものですが、ebayの日本語サイトはソースが
全く別のものなのです。したがって、今回探しているような商品はすべて
ebay USAにおける検索や購入を前提にしています。

ebayで自分の買った商品を誰かに紹介する場合は、
注文確定のメールに書いてあるitem ID番号をコピーして教えます。

教わった側は、この番号をebay USAの検索窓に貼り付けるだけで
番号だけでこのアイテムにたどりつくことができます。

811 ebayその後(2)   7K1PGA   2015/12/15 10:55        Reply

RITO DENTALはコントラ内部のシャフトやベアリングなどの細かい
パーツを売っているので、とても重宝するのですが、とりあえずここで
無難そうなNSK TYPEのハンドピースを買ってみました
これは交換用のローターカートリッジも1つついてくるし送料を入れても
一本1万以下なので、中国のリバースエンジニアリングを評価するには
手ごろな商品だともいえるかもしれません。

実際、ほぼ問題なく使用していたのですが、しばらくして不注意による
落下でカートリッジを破損してしまい、交換しようとしたら、違う品番の
ものが入っていて、これを広東省の会社に送って交換するために
たどたどしい英語のメールを数回やりとりする必要はありました。


これは現在も問題ないのですが、ホースのねじれを吸収する部分が
ないので、場所によってはホースがねじれから戻ろうとするトルクが
かかってハンドピースを持つ指が疲れるという欠点はあります。

RITO DENTALは発送(FedexかUPS)や上記のようなクレーム処理が
非常にスマートなので、国内で通販するのとほとんど同じ感覚で
注文できます。ただし、これでも相場よりはかなり高価で、サイトに
ないものは直接メールのやりとりをすれば非常に誠実な対応を
してくれます。しかしebayにはもっと中華な世界が拡がっているのです。

中華リバースエンジニアリングが充分に使えることがわかったので
ホースのねじれに対処したツイストフリーカプラーがついているものを
ebayで探すことにしたのです。

810 ebayその後(1)   7K1PGA   2015/12/13 11:34        Reply

今年は「胆汁の鬱滞」という体調の問題もあって
ジャンク道の研鑽も、ま、研鑽する必要もないわけですが、
いまいちその気になれないまま、年の瀬を迎えてしまいました。

ことし、HAMで言う「アマチュア的」な作業を一番熱心に行ったのは
私の本業にかかわるebayでの購入です。これを読まれる方がわかるかどうか
完全に無視して備忘録的に今年の作業を書いておきます。

まず発端はエアタービンハンドピースの故障というか交換パーツの
終了です。タービンホースはいわゆる4ホールタイプで、ハンドピースは
ナカニシ(NSK)の、アルファエアーツイストフリーマークⅡという
35年前のモデルをカプラー経由で4ホールに変換しています。
初期はレンチタイプでしたが、数年後に出たプッシュタイプの
カートリッジとバックキャップに交換して使っていました。


NSKではこの後もモデルチェンジを重ねて、今やカートリッジも入手難
バックキャップは絶版になってすでに15年くらい経過しました。
6本あったものもバックキャップが破損して、レンチタイプに戻したりして
満足にプッシュタイプとして動くものは2本だけになってしまいました。

NSKの現行モデルでタービンハンドピースを2本購入すれば話は終了な
わけですが、ま、おおまかに言って1本10万で実売は7掛けというとこか
つまり14万円で、これはもう業界的にも常識的な価格で、しかたない・・・

・・・ほんとか?
ここ数年、コントラハンドピースを買っている広東省のRITO DENTALという
会社のサイトには1~2万くらいで(ただし在庫なし)出てるがなー。
じゃebayで探してみたら?というのがそもそもの話の発端だったのです。

809 ebayは使える!   7K1PGA   2015/08/06 10:25        Reply

ebayと言えば、まあアメリカのヤフオクくらいと考えても
それほどの違いはありません。ヤフオクでショップが価格固定で出品しても
一応オークションの体裁をとるのに対して、ebayのほうは
検索にヒットする商品からこの両者を分けて検索できるところが
違いと言えるかもしれません。


日本からオークションに参加するとなると、相手の時間や
為替レートや送料など、あるいはクレームの処理なども考えると
参加するのはそう簡単ではありませんし、また参加する理由も
それほどないと思います。

ebayが使えるのは購入の分野なのです。というのは、ほとんどの
カテゴリーの商品について、昨今は中国人の売り手:セラーが多く
参入しているからなのです。

そこがなぜいいかと言うと、これらの中国人セラーの多くが
送料無料なのです。もう一つの利点は非常に小量の買い物が可能で
あるという点なのです。

この写真の検索はunc 4-40 headcapです。これはアメリカで標準の
日本でM3に近いヘッドキャップ型ユニファイネジNo.4の40ピッチ山です。
このリストから「buy it now」で送料+価格を安いものから並べています。

東京で相当に大きいDIY店でもユニファイねじのNo.4がそろうところは
ほとんどありません。たまに「特殊ネジ」との位置づけで普通のナベタイプでも
置いてあればいいほうで、普通は「扱っておりません」です。
この価格を見ると1本16円程度だということがわかります。
ここでもう一つのポイントが香港からの出品だということなのです。

これがアメリカの店であればこの程度の商品でも日本に送るには
2000円前後かかりますから、これの場合だとねじ50本で3000円ということになり
そこまで出していいのなら、国内の特殊ネジの専門店で買う方が安いかもしれません。
ところが、香港からだと仮に有料だとしても日本へは138円の送料なので
50本で880円なら、国内でこんなに安く買える店はまずないのです。

もうひとつの利点として書いた「小ロット」ですが、中国のセラーであれば
紙10枚300円程度でも充分に商品になるようで、どうやら送料が日本における
定形郵便程度の料金で、そこそこの荷物を世界中に送れるらしいのです。

これはそのユニファイネジを切るタップですが、一本で680円で
この赤丸部分に注目なのですが、Free shippingすなわち無料なのです。

つまり普通の店ではまず売っていないユニファイのタップ一本が680円で
買いに行かなくても配達してくれるのです。ただ一つの欠点は中国郵政で
送った商品は早くても2週間、あるいは1か月かかることもあることです。
逆に言うとそこさえ我慢できるなら、利用価値は非常に大きいと言えます。

今回仕事場のアメリカ製ユニットの修理、パーツ交換をほとんどebayの
中国セラーから行ったのですが、国内代理店やアメリカの専門店から
通信販売で買うのに比べて10分の一以下で済みました。
今回、特に感銘を受けたのが、業界人しかわからないとは思いますが
3WAYシリンジで、参考までに、私がいつも買っているアメリカのサイトと
比べてみます。この2つはほぼ同一のものですが、




ebayで買うと一本1100円で送料無料、アメリカから通販すると
一本7000円+送料3000円、国内代理店から買うと一本5万円です。
調子に乗って4本買ってしまいました。それでも5000円以下ですから
業者の修理が一回1万以上することを考えたら、ただ同然です。

808 「黄色紙」の周辺   7K1PGA   2015/06/13 19:00        Reply

黄色紙とはなにかというと、これは2つ前の投稿で述べた
DIYでプリント基板を作るための転写用紙で、どうやらシールの
「つるつる紙」とほとんど同じもののように見えるものです。
それならば、これと同じような「離型紙」ならなんでも使えそうな
ものですが、レーザープリンタのトナーとの相性とか、つまり
印刷時にパターンがかすれたり途切れたりせずにちゃんと濃く
印刷できることと、逆にこれを銅板に転写するときには、
いかにきれいに、完全に紙からはがれるかが重要で
いろいろなつるつる紙で試しても、なかなかこの黄色紙を
超えるものは今のところないようです。

レーザープリンタのトナーはおおむね150℃あたりで液化して
粘着性を持つので、印刷面を銅版に固定して裏からこの温度で
加熱し、そのまま冷却すればトナーが銅版に接着するわけで
コピー機とかプリンタがドラムとアイロンで紙に印刷したものを
再度アイロンなどの熱で基板に転写するわけです。

この作業のサンプルとして、O-Familyが公開している回路を
数個作ってみましたが、すべて完全動作しました。
それならば、基板のパターンだけでなく、ケースへのレタリングも
これで行えるのではないか、と思って、今回試作した
周波数カウンターとオシロスコープのケースを廃物利用の
発泡ウレタンボード(看板用アルミ複合板の芯材)でいいかげんに作り、
この表面に黄色紙から字を転写してみました。


これが転写加熱用の鏝先です。20W用のφ4mmの銅丸棒にT字型に鑞着した
銅角棒の表面をシリコンゴムで被覆しています。
秋月の「万能調光器」で鏝先の温度を160℃~170℃に調節します。
これはFPC/FFCコネクタにフィルムケーブルを圧着するヒートシーラー
としてもたぶん使用可能だと思います。


これがオシロスコープですが、まあきれいとは言えないレタリングですが
これだけ熱に弱い素材にも転写できるということは、アルミケースとか
普通のプラケースにはかなり複雑なパターンでも転写可能です。

ところで、このオシロスコープですが、ものがポケットサイズだけに
やはり電池で駆動するほうが圧倒的に便利です。
そうすると5Vの電源ですが、できれば1本だけのリチウムイオンで
実現したいのです。というわけで、モバイルバッテリーのように
5VのUSBで充電でき、できれば5Vよりやや高い電圧が出せる、しかも
1本だけのバッテリーも作ってみました。使ったICはFP6291で
このICが載っているSOT23-6→DIP変換基板も黄色紙転写で作りました。


これがプラケースにステップアップコンバーターと17670の
リチウムイオン一本で作った5V電源と、それををaitendoの
リチウムイオン充電器キットで充電しようとしている写真です。

807 連休DIY   7K1PGA   2015/06/13 14:05        Reply

4月、5月と体調がイマイチだったこともあって、あまり
書くこともなかったのですが、5月の休みには10年くらい前に
ガレージに作っていた、いいかげんな棚板が見た目にも激しく
ダレてきたので、これを作り直しました。

元々、息子の車の夏冬交換用にタイヤラックを2×4で設置していたのですが、
ブロック塀に接触している部分に雨水が貯まって、2×4材が
激しく腐食して、なにやら得体の知れない紙魚みたいな虫がいっぱい
湧いています。
この部分は5年ほどで作り直して、現在はブロック塀から
少し離して設置していますが、雨水が吹き込むことは変わりません。

自動車/バイクのメインテナンス用品はけっこういろいろあって
このような屋根の波板を支えるアルミの支柱に棚板を渡しただけのもので
やっていたのですが、雨が吹き込まないようにサイドと後ろに
プラダンで囲いを作ったのですが、逆に台風などが去った後には
板の上が完全に水没する程に雨水が吹き込んでしまいます。


ちょっと体調も回復したので、今回はちゃんと計測して
まず支柱間に2×4材を金物で固定し、その上にコンパネとプラダンで
作った箱を乗せるというコンセプトで、これなら箱にした時点で
かなりしっかりした防水も得られます。

外部から暴風雨が吹き込みそうな場所は内側からコーキングして
前面にはちょっと厚めのポリカーボネートのプラダンで引き戸も
作りました。寸法に遊びがなさすぎて、この30Kgからある箱を
2×4材の上に乗せるのにはかなり苦労しました。年々筋力も
衰えてくるのはいたしかたありませんね。

あまりよく見えないのですが、2つの箱の中間付近に天井から
蛍光灯もつるしました。これはペットボトル材で簡易防滴したものです。
近くで見ると「なんじゃこれ」の汚い工作ですが30Wでけっこう明るいので
実用上は全く問題ありません。

806 DIYプリント基板の現在(4)   7K1PGA   2015/03/24 14:20        Reply

DIYで最近のチップ用の基板をつくるには
1.CADソフトで基板パターンを作る
2.生基板からプリント基板の形にする
3.ソルダーレジストする
4.パーツをハンダ付する

という順になりますが、DIYで作る基板においては
枚数が多くない場合は、リフローまでは必要がないケースが
ほとんどです。しかし、自分で回路を起こすというより
公開されている回路から同等の基板を製作するには
ユニバーサル基板ではパーツが揃わないし配線の引き回しも
膨大になりすぎてしまうのも「現在」と言えるでしょう。

そういうわけで、作業を考えると、DIYで最も有効な手段が
「トナー転写」であるというのが大方の意見だと思います。
モノクロレーザープリンターは1万円足らずの資金で
入手できますが、少なくとも紙に印刷するレベルであれば
0.1mm巾の線でも描けますから、この印刷した絵が
完全に基板に置き換わるならば、現在で一番微細な
ピッチのパーツでも対応できるはずなのです。

これが、ネットで個人使用に限定して公開されている
基板のパターンを、自分なりにイラストレーターで書き直して
「ぶどう紙」ではなく中国製の「黄色紙」にプリントしたものです。
(著作権はO-Familyにあります)
たぶんこれはシールの台紙になっている「つるつる紙」と同じ物で、
このパターン図には0.3mm巾の線を多用しています。

プリント基板製作専用のCADソフトは数種類ありますが、DIYでなく
安い海外発注ということを考えると、EAGLE CADが標準と言えるでしょう。
これについてはまた別の機会に書くかもしれません。
今回は一般の用途に使われるIllustratorです。

これが黄色の転写用紙から生基板に、下に見えるラミネーターを通したところです。
多少の改造で160℃で転写します。紙には全くなにも残らず転写できました。

2番の「プリント基板の形にする」が、プリンターで
なんとか実現できたとすると
3番の「ソルダーレジストする」はどうでしょうか。
これを自分でやる人は少ないようですが
紫外線硬化型のソルダーレジストインクを売っています。
これは基板全体にこのインクを塗った後に
紫外線を照射した部分が硬化するというものです。
つまり、OHPシートにハンダを流したい部分だけを黒く印刷して
これをマスクにして紫外線を当ててから全体を洗い流せば
マスクした部分だけ基板が露出するわけです。
これにもむろんモノクロレーザープリンターは使えるのです。
まあ、紫外線の照射装置を作る必要はありますが。
(eBayなどでネイルアート用の紫外線照射ボックス、110V36W程度のものが
千円以下で入手できます。これで30秒露光すれば硬化します。)

805 DIYプリント基板の現在(3)   7K1PGA   2015/03/22 01:05        Reply

実例を一つ示しましょう。
これはaitendoの「リチウムイオン電池充電キット [AKIT-4057S]」です。
要らなくなった携帯の電池などをポケットLEDランプなどに転用するには
非常に便利なので私は愛用しています。無断で写真を引用したので
お詫びのためにも宣伝させてもらいます。

このブルー地の絵が、たぶん基板パターンができた時の形です。
それをハンダが乗る部分以外を赤い塗料で塗ったものが製品の基板で
この赤い塗料のことを「ソルダーレジスト」と言います。緑、青などが多いです。
それにチップ部品をハンダ付けしたものが右下の完成図で、この基板は3.15x1.41cmです。

この程度の基板でもハンダ付けする場所が24ヶ所ありますから
10cm角程度の基板なら百箇所以上のハンダ付けは普通にあります。
さすがに個人でやるレベルで大掛かりな機械設備は導入できませんから
それと同等に近いものができる方法を模索するのがアマチュアということになります。
「フロー」と同じ考え方でハンダ付けをするのですが、ハンダ槽のような大きな設備を
要しない(まあ5cm角程度のもありますが)方法が「リフロー」で、メーカーでも使う方法です。

これは、最終的にハンダが流れる部分に、あらかじめペースト状のクリームハンダを
置いておき、その上にチップマウンターで接着する代わりにチップ部品を置くのです。
そうして、これをオーブン的な設備で全体を加熱すると、クリームハンダが溶けて
チップ部品も無理のない場所に収まるという方式です。この「オーブン的設備」を
DIYでするにはホットプレートやオーブントースターを使う人が多いようです。

      How to: Reflow Surface Mount (SMD) Soldering Tutorialより

この方式の一番難しいポイントは、上で書いた「クリームハンダを置いておき」という
部分なのです。上に書いたように10cm角の基板でも抵抗やコンデンサーなどは数十個
ありますからハンダ付けの箇所は百以上は普通ありますし、
チップ部品と0.65mm以下のピッチのICの足ですから、ハンダ付けする場所は
0.2mm×0.5mm程度の長方形なのです。つまり、このサイズのクリームハンダを
ランドの場所に百箇所以上置かなければならないのです。

どうやったらこれができるかと言えば、型染めやシルクスクリーンと同じ
「ステンシル」を使うのです。元々の回路もCADで製作しますから
CADのレイヤー(層)の一つとしてステンシルのレイヤーを作り
これを実物大で紙とか金属で作って基板の上に当てて、型染めで
絵の具を使うように、クリームハンダをヘラでスクイーズすると
穴の場所にハンダを置くことができるのです。

      How to: Reflow Surface Mount (SMD) Soldering Tutorialより

つまり、DIYでリフローを使う基板を製作する上での最大の難関は
「いかにしてステンシルを作るか」なのです。

これについては、DIYレベルでは3万円程度でカッティングマシーンを買う
という選択肢と、缶ビールなどの缶をばらして得たアルミ薄板に基板と同様
トナー転写して、これを塩酸+オキシドール液でエッチングするという
選択肢がありますが、後者のメタルマスクの手法が確立されてきました。
基板に比べるとエッチングする部分が非常に小さいのと素材がアルミなので、
直視下で注意深く行わないと腐食が行き過ぎるようです。

         http://lowpowerlab.com/より引用

804 DIYプリント基板の現在(2)   7K1PGA   2015/03/20 13:41        Reply

さて、それで「現在」はどうなのかと言うと、ほとんどのパーツが
1/10インチのスケールではなくなってしまいました。抵抗、コンデンサ
トランジスタ、ダイオードなどはほぼすべてチップ化されて、大きいものでも
3.2mm×1.6mm、小さいものでは1mm×0.5mmになり、ICやLSIの足の
間隔も2.54mmではなく、半分の1.27mmどころか1mm、0.8mm、0.65mm
0.5mm、0.4mmもあります。これは秋月のDIP(2.54mm)→SOP(0.65mm)の
変換基板の写真です、外側のピン間隔が2.54mm、ICの足の間隔が0.65mmです。
時代が変わっていることが直感的にわかるのです。

そうなってくると、「はたしてこれにハンダ付けできるのか?」という
ことになってきます。ハンダごての先端を細くしてハンダそのものも
Φ0.5mmのものを使い、実体顕微鏡を見ながらハンダ付けすると
かなり細かいピッチまでハンダ付けできますし、まとめて流して
吸い取り線でパターン以外の部分を吸い取るという方法でも
かなり細かいピッチのICの並んだ足のハンダ付けをすることができます。

                   Nikonホームページから引用
では、ある程度の枚数でも、同じパターンの基板を作りたいとき
何十個の1mm程度のチップ部品や何十本の0.5mm間隔の足を
すべて顕微鏡を見ながら行うしかないのでしょうか。
例えばPCのマザーボードのように何百個のチップ部品が載っている
基板はどうやってハンダ付けしているかというと
フロー/リフローという方法でハンダ付けしています。

これはわかりやすく言うと、パターンが完成した基板の表面を
ハンダ付けする部分だけを残してそれ以外の部分をすべて耐熱性の
塗料で覆ってしまうのです。

そうしておいて、チップ部品を所定の部分に接着剤で貼り付けたうえで
ハンダが溶けたプールの中にこの基板を漬けて泳がせると
チップ部品と基板の接触部分にハンダが入り込んで、これを引き上げて
冷やすとすべての部分にハンダ付けが修了するわけです。
これらはすべて機械が自動的に行います。

私は20年ほど昔に台湾のASUSTekの工場を見学する機会があって
このプロセスを見ましたが、あのチップマウンターやフロー槽も日本製で
その精度の高さには感嘆しました。

               wikipedia「チップマウンター」より
そう言う意味では「現在」などではないのですが、個人でやる趣味レベルでも
パーツがすべてこういう方式になってきたので、なんとかこれらに
対応する手段を考える以外になくなってきたのです。

803 DIYプリント基板の現在(1)   7K1PGA   2015/03/19 19:17        Reply

どうタイトルをつけるべきか迷ったのですが、とりあえず「現在」にしました。
電気工作も真空管には真空管、トランジスタにはトランジスタに適した
やりかたというのが求められ、自宅でこのようなプリント基板を作る方法も
世界中で色々な方法が試行錯誤されてきました。

一昔前のトランジスタなどの半導体や抵抗、コンデンサなどを使った回路を
DIYで作る場合には1/10インチ間隔で穴があいたユニバーサル基板を
使うのが一番簡単で、その理由は多くのパーツがこれに適するような
形だったからなのです。だからプリント基板を自分で作る場合にも
1/10インチ間隔の方眼紙上にパーツを配置していくイメージで行うのです。

これが2.54mmピッチのユニバーサル基板にパーツを配置した例ですが
小さい基板が2つ乗っています。これは変換基板といって、
1/10インチ間隔でないパーツを1/10インチ間隔に合うようにするものです。
その小さい基板の中心あたりに見えるチップ、
これの足の間隔は1/40インチなのです。
回路やパーツが完全に決まって、同じ物をたくさん作りたいときには
専用のプリント基板を作ります。

従来は写真製版のように、フィルムを銅板に塗った乳剤に密着させて露光し、
これを現像するとレジストパターンが残り、レジストのない部分を腐食させて
基板を作る方式でしたが、DIYでプリント基板を作る方法としては、
最近は、レーザープリンターやコピー機によって紙上に印刷した
トナーによるパターンを銅板にアイロンなどの熱で転写する方式が
流行しています。これが転写後の銅版上に残ったトナーですが、
この丸いランドが1/10インチ(2.54mm)間隔で並んでいるのがわかります。

この、トナーで印刷する紙ですが、FUJI FILMの通称「ぶどう紙」が
業界(?)標準でした。これに鏡像印刷して生基板の銅箔面を清掃して
印刷面を合わせアイロンを高温にしてで1分くらい加熱後水冷して
紙を蒸らしたりして擦りとるとこの上の写真になり、これを第二塩化鉄
溶液でエッチングすると下のようにパターンが残るのです。

802 貧乏用水晶の盾(2)   7K1PGA   2015/02/12 01:13        Reply

このシールドというやつ、間違いとか逆挿し防止説があるようですが
親亀のデジタルピン側だけ、7ピンと8ピンの間に
ハーフピッチの隙間があるので、普通のユニバーサル基板では
作れません。それを使えるようにするためには、ピンの足を
曲げるとか色々方法もあるようですが、とりあえず
寸法通りに配置してあります。

一応各種のキャラクタ液晶を使えるように、裏面に配線して3種類の
コネクタを配置してみました。小亀方式の場合には、
裏面にパーツの足が突き出すと、親基板と接触して思わぬ事故を
起こす可能性があるので、基本的に表面だけにパーツをハンダ付け
します。裏面の配線が必要な場所だけに穴をあけて、
できればビニル被覆線でたるまないように配線して
養生テープなどで絶縁保護しておきます。
非常に汚い配線になったので、ちょっと小さめの写真で。

これが、唯一パターンに手を加えずにそのままつくタイプで
秋月にあるSUNLIKE社のオレンジバックライトSD1602HUOBなどの
本体下部に信号が一列に並んでいるタイプがつきます。

こちらは、一番普通に見る7×2のランドが本体の左側にある
SC1602BS-Bなどに使うもので、この場合にはバックライトは
7×2のランドの反対側、正面から見て右側にA,Kのランドが
ありますから、本体内で配線してください。

この2種類ではArduino IDEに付属するサンプルスケッチの
LCD内のものがそのまま使えるはずです。

もう一つ、これはI2C接続のもので、こちらはI2C用の
ライブラリをどこからか入手する必要がありますが
ちょっとさがせばすぐにみつかるでしょう。こちらは
デジタルピンを全く使わないので、I/Oの結果を
表示する使い方に向いています。

この写真はaitendoの350円のフィルムケーブル付液晶
に例の「PGA基板」を使ってピッチ変換してピンヘッダで
つないでいますが、試行錯誤中なので妙な場所に無理やり配線しています。
また、この製品は3.3Vでないときれいに見えません。

801 貧乏用水晶の盾(1)   7K1PGA   2015/02/11 23:46        Reply

なんのこっちゃのRPG的タイトルですが、貧乏はaitendoの
Arduino UNO互換機です。水晶はLiquid Cristal、盾とは
シールドというわけで、こいつをアイロン基板ででっちあげた
という話で、今出た単語、興味のない方にとっては
全くなんの話なのか意味不明でしょうね。

軽く解説をしておくとArduinoというのはそれほどガチな
エレクトロニクスのマニアでなくともとっつきやすい
汎用マイコンのハード+開発環境で、無理やり例えると
「学研の電子ブロック入門セット」の腹違いの伯父
といったところです。ますますわかりにくいですが。

で、aitendoは上野の中国系女性だけの電気パーツ店で
「びんぼうでいいの」は、この店が500円で出しているArduino
互換基板です。

Arduinoはそのピンソケットにいろいろな回路を接続すれば
いろいろなものになるわけですが、通常はこのArduino基板に
「親亀の背中に子亀を」的な基板を載せて実現します。
この載せる子亀的な基板を「シールド:盾」と言います。
つまり、今回は液晶ディスプレイを載せるためのシールドを
製作しようというわけです。

これは秋月の「ATMEGA168/328用マイコンボード」基板150円です。
これに千石で100円で処分していた小型ブレッドボードの周辺を切り落として
ブレッドボードシールドに転用したものです。挿してあるのは1cm×3cmの
超小型I2C液晶です。この150円基板、元々Arduino互換ですから
パーツ次第で、Arduinoにもいろいろなシールドにもなります。
「びんぼう」はR3版なので、デジタルピン側のAREFの隣に
SDAとSCLがありますから、この秋月の基板にもこのピンを追加しました。

貧乏人なので汎用の「プロトタイプシールド」なども
買えば一枚300円くらいしますから自作することにします。
今回の0.8mm厚の生基板は10cm角で60円ですから、2枚とれば1枚30円です。
実のところ、元にした図面が某A店のものなので
ここではそれに手を加えたLCDシールドだけお目に
かけます。


この赤枠の場所が16ピンンが一列に並んでいるタイプの
キャラクタ液晶用の場所で、左の2ピンはバックライト用に
5Vから抵抗を介してアノード、GNDをカソードとして
3ピンからGND,5V,ADJ,RS,R/W,Enable、4つぶん無接続が
あって右4つがDB4,DB5,DB6,DB7という並びで
赤丸の部分にコントラスト調整の10KΩVRがつきます。
青枠の部分はI2C接続用のパターンで5V,GND,SDA,SCLの
4つが取り出せます。間に赤枠部分が横切っていますが
これをジャンプしてSDA、SCLのプルアップ抵抗をつけやすく
してあります。

ここに鏡像印刷用の300dpiパターンを置いておきますから
貧乏でシールドを自作される方は、外枠が68mm×52mmに
なるようにトナーで印刷してアイロン基板を作ってください。
A5サイズにプロトタイプシールド4枚とLCDシールド1枚です。
片面基板ですから、基本的には銅箔パターン面を表面にして
使うことを想定していますが、普通の基板のようにパターン面を
裏面として、表面に部品やピンソケットなどを配置するには、
文字が普通に読めるように印刷して
実際のパターンは鏡像になるように作ってください。

800 再免許申請   7K1PGA   2015/02/09 16:22        Reply

25年目の再免許が半年後に来るわけですが、毎回この手続きに関しては
私にネタを提供してくれるわけです。「手続きが簡単になった」と言いながら
実際にはむしろ面倒になったり、毎回「おまえらは寝とるんか」とか
「2ビットのコンピュータ使うとるんか」と、言いたい放題なわけです。

今回、総務省から来たメールには、オンラインで申請すれば手数料が
安くなるということ以外には「システムがよくなった」との内容は
含まれてはいません。

早速「電波利用電子申請届出Lite」というやつにログインしようと思ったら
「パスワードが古過ぎて無効」という話。ま、そりゃそうかもしれんが
あんた、免許状の期間は5年で、普通の人間は5年間このシステムを
使う機会なんかありません。そんならまずお知らせメールに最初から
「以前のパスワードは無効なので云々」を知らせるべきでしょう。

ま、とりあえずこれは即時に変更再ログインできたのでよしとします。
申請そのものも、変更点はほとんどなく、捨てたRIGの台数を減らした
だけで問題なく修了しました。これもまずまずOKでしょう。

10日後くらいに
「申請が受け付けられましたので、申請手数料の電子納付手続をお願いします。」
というメール。これが、申請の検索をして収納機関番号、納付番号、確認番号の
3つを得るわけですが、スマートな検索とはとても言えません。
ログインしているわけですから、そのアカウントに合致する検索を
行えば「お問い合わせ番号」など不要だと思うのですが、
ここで2・3回のリトライをして「おまえらアホだろう、ホンマは」と
毒づいたくらいでしょうか。

支払いは郵便局のATMでペイジー、振込み手数料もなし。これはOK。
最後に免許状の受取ですが、この「返送用の封筒に切手を云々」が
以前から気にいらないのです。だってわけのわからん「電波利用料」を
毎年とっているわけですから、あの紙ペラ一枚くらい送ってもバチは
当たらないと思うので、どこでそういう居丈高な物言いをしているのか
一種の興味で「窓口で受け取り」を選択しました。

手数料をペイジーで払って、その「電波利用電子申請届出Lite」の
欄を確認すると「納入済み」になっています。なおかつ受取の期限
というのも見当たらないので、その足で九段南の関東総合通信局
というところに受け取りに行きました。

出てきた人がいかにも「ややこしいヤツが来たな」という顔で
「これ納入から通常1週間前後で」との話。そうこなくては
2ビットのコンピュータとは言えません。どうやらその
「電波利用電子申請届出Lite」に「審査が済んで免許状ができた」
というステータスがあるようで、それを確認しなかった私が悪いのです。

前回と全く変更点のないオンライン申請を受け付けてから10日間、
あれは審査をしていたわけじゃなく、「申請を受け付ける」のにだけ
要する期間であったと。うーむ、機械の出力を紙に書き写してる人が
いるのかな?で、即時にシステムに反映する手数料の納入を確認してから1週間で
審査を行った後、紙ペラ一枚の印刷を始めるわけですね。

オンラインで本当は運転免許と同様に即日交付できるけど
それでは許認可事業であることを拳拳服膺しない不届き者が出ないとも
限らないので、わざと処理に10日間delayを入れているなどという、そんな
天をも恐れないことを想像した私が悪かったのです。

たしかに皆さんお忙しそうにお仕事をされていました。