北京の5.5日
11〜16,Aug.2000
ちゃんといい席をとりたいという相棒の意見で5時半起きになりました。行きはリムジンバス(そんなえーもんだったか?)だったけれど、帰りは初めての2元タクシーです。相棒がドアボーイに言って空港まで100元(1350円)で話をまとめます。こういう場合ホテルはタクシーのナンバーを書いたカードをくれます。よく悪質運転手はこのカードを回収するそうですが、言われても渡してはいけません。なにかトラブルがあったとき、あとでこれを公安に通報する材料になるからです。

空港の出発ロビーに着いたら、相棒と運ちゃんがなにやらもめています。聞くと100元の約束だったのに130元と言っている、とのこと。これは往復の高速代のことを言っているとすぐ気がつきました。例えば香港でも九龍サイドのタクシーで香港サイドに行くには往復の海底トンネルの通行料を上乗せするのがルールだからです。この空港への高速も15元ですから計算通りです。しかし見ていると相棒は完全にバトルモードに突入しています。しかたなく私も加わって「飯店的服務員説一共100塊」(ホテルの職員は全部で100元だと言った)と嘘の援護射撃をしました。けっこう正直そうな運ちゃんは、そんなばかな、というそぶりながら、周りがだんだん混んできて車も邪魔なので、しかたなくあきらめて去っていきました。
結局、タクシーとの対戦成績は20戦くらいで合計7元程度ボられ、30元踏み倒しという結果に終わりました。勝ったというにはちと悪い後味ですが。北京の5.5日を終わって、心身共に疲れ果て、私にしては珍しくCA925便の機内で眠りこけて、あっというまに成田に着きました。全体的な感想として、北京はよくも悪くも大都会だという印象です。首都にしかない大きなものもたくさんありますが、人間は都会人特有のズルさを備えていて、旅行者にはけっこうハードな一面もあるような気がします。しかし、思い出もいままでにない大きなものになりました。
北京最後のひと時
例のごとく、ちとマニアックな話を
トイレは中国旅行では最大の心配事だが、少なくとも北京においてはたいがいの場所に有料トイレがあって全く心配ない。ちなみに料金はほとんど3角。元以下の通貨はほとんど使う場面がないが、このためだけに持っておく必要がある。
ペットボトルの水は前述したように必須アイテムだが、観光地ではこの空ボトルを回収するおばちゃんがいる。環境に配慮しているわけではなく、むろん水を詰めて売るため。だからスタンドではよくキャップと水位に注意した方がいい。売店の水は安全。
ポルノ販売が死刑になるお国柄だから、エロ方面にはほとんど見るべきものはない。西四のレコード屋で、なんちゅうこともないエロともいえないVCDを物色している若者を見てちと気の毒になった。とはいえ、ネットでボーダーレスの時代、この方面でも徐々に変化がおきているようで、新東安市場の並びにもソレ関係の店を一軒見つけた。「医学関係」だと主張するために小姐が白衣を着ているのには笑った。
昔は他人に呼びかける場合は「同志」(トンジー)といえばどこでもOKだったが、今回この言葉をただの一度も聞かなかった。ちなみに男は「師父」(シーフ)ないしは「先生」(シエンシャン)、女性には「小姐」(シャオチエ)と言っておけばまずまちがいない。
台湾では、それでも国民党の宣伝番組をいくらかやっていたが、北京では中央電視台も北京電視台も全く共産党の宣伝番組を流していなかった。CMもバンバン入るし、やはり金儲けが生きがいの中国人に社会主義は無理だった。
車の運転は今や台湾以上に激しい。以前は南方の性格に起因するものと思っていたが、あれは中国人の性格だったのだ。後ろを見ずに横断しはじめる自転車や歩行者とクラクションを鳴らすだけで止まらない車はすごい。どういう動作原理なのだろうか。滞在中も2回は確実にぶつかったと思った。
着ているものはいまや東京と全く違いはない。ただし、男はだぶだぶの裾をズボンの中にいれることと、だぶだぶの短パンに革靴、女は妙に透けているソックスが独特か。イアリングはあまりしていないが、する場合は100%ピアスに変わっている。また茶髪ガングロルーズソックスは全く流行していない。とはいえ、サブカルチャーはすぐに伝播するもので、キックボードの少年を何人も見た。
長々と駄文をお読みいただき、ありがとうございました
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