北京の5.5日
11〜16,Aug.2000
ついに実質的な最終日になりました。相変わらず脚の筋肉痛は厳しいものがあります。今日は相棒とは完全に別行動です。疲れも残っていて8時過ぎまでホテルの部屋でぐだぐだしました。とりあえず、今日の目標はまだ見てない西単を充分に見ることです。重い脚をひきずりながら表に出ます。いままで気が付かなかったのですが、すぐ近くに地下鉄の入口があります。どう考えても一号線が延長している以外に考えられないのでとりあえず中に入ってみると全くその通りで、西単から復八線というやつが四恵東というところまで開通しています。で、この建国門外あたりは「永安里」という駅です。ここから乗って西単まで行きました。
3日目に夕食を食べた小石虎胡同を超えると民族大世界という、いわば雑貨屋の小さな商店が集合した一角があります。言って見れば電脳中心のスタイルで、売っているものがさまざま(すべて安物)なので、無理やり言えば北京の竹下通り・・・うーむちょっと無理すぎますね。でも、ここはきっと北京っ子のデートスポットだと思いました。
中友百貨、まるで日本
中友百貨はきれいなのですが、どちらかといえばもう少し北にある西単購物中心の方が買い物をするには便利そうです。特に一階の食品はおみやげにはぴったりなので、帰りにもう一度寄ることにしました。また、ここは6階に電脳中心があります。一応見てみましたが、中関村に比べてあまり活気がありません。パーツなどもあまりなく、完成品を売っているわけですが、たぶん完成品の需要があまりないのではないかと思われます。ここはソフトもけっこうありますが、正規品ばかりということは、要するにしょうもないものばかりということでもあります。
バスで通った時に西四あたりに電気店が集合していたのを見たのと、西四には胡同がかなりきれいに残っているということなので西四まで歩くことにしました。2kmというところですからそれほど遠くはないのですが、なにしろ足腰がガクガクなので、まるで老人の散歩のようにバス停で休み休み歩きます。
3歩歩いて休み、4歩歩いて休み・・・
阜成門内大街との交差点にある新華書店で北京市の「運転手さん必携」という地図を15元で買いました。これはこの文章を書く上で大変参考になりました。いま、この地図を見るとわかるのですが、この近くには北京医科大学口腔医院があります。そのせいでこの書店には医学関係や歯学関係の本がたくさんあって、興味深く立ち読みしました。正直言って中国産教科書にはほとんど見るべきものはないように感じました。
西四あたりで胡同を歩きましたが、本気で足腰が痛くなってきたので、残念ながら心ゆくまで見ることはできません。普通のバスは1元なのですが、冷房バスは2元なのですいています。これに乗って西単に帰ることにしましたが、大渋滞で気持ちよくうたたねして覚めたらまだ1ブロック動いていませんでした。
完全に止まっているさきほどの西単購物中心で小月餅と各種菓子をばらばらに詰めて包装してもらいました。こちらではよそ行きに包装するということが少ないのでせいぜい箱に入れてくれるくらいですが、それでも2元とります。全部で50個くらいの菓子を詰めて30元程度でした。

とにかくもう歩けないので、今度は中友百貨のスターバックスでアイスコーヒー12元で30分ばかり休みました。
西単スターバックスコーヒー、これまた日本
その後タクシーでホテルに戻りましたが、一人なので助手席に乗り、例の「ジンルン」が通じない話からスタートしてすっかり運ちゃんと話がはずんでしまいました。仕事は?、北京の夏は暑いね、ここが中南海だよ、おー江沢民か、そうそう、日本人は漢字読めるよね、簡体字はむずかしいから香港の方がいいよ・・・てな按配でずっと話し込んでしまい、「京倫」で喪失した普通話の自信を半分取り戻しました。
帰ってとりあえずシャワーです。私は自宅でも暑い日はしょっちゅう水風呂に入っているくらいですから、これだけ蒸し暑い日々ではできるだけ頻繁に体を流したくなります。一休みして再度出撃します。今日の夕食は、昨日失敗した北京ダックに決定していますから、あまり腹にたまるものは避けて、本日の昼食は2元のアイスクリームだけにして地下鉄で東単まで行きました。

東単のKFC
我ながらよく体が続くものです。東単あたりはけっこう胡同が残っています。ちょっとした食べ物や横丁のようなのもあって、地元の人がけっこういろいろなものを食べています。
金魚胡同を経由して王府井の新東安市場に行きます。これで4回目ですね。
義母と妻へのおみやげを物色しますが、衣類はどれもデザインがイマイチです。妻にむけて翡翠の玉を18kのネックチェーンと組み合わせて交渉します。100元が82元になりました。本当は225元の製品と言っています。ウソツケ!義母へのおみやげを考えますが、年寄りに何を買うべきかわかりません。老舗の北京市百貨大楼で文房四宝を捜しましたが、コンピュータに変わったらしく売り場が見あたりません。こうなったら瑠璃廠しかないとタクシーに乗ります。

瑠璃廠というのは紫禁城の瓦を焼くために作られた街で、その後一大骨董品センターになりました。わざと古い街並みを残してあってちょっと倉敷のような雰囲気です。東街と西街を合わせると800mくらいの長さですから、香港の廟街より長いことになります。実際、北京はなんでも大きくて体がまいってしまいます。タクシーを降りたとたんにしつこい客引きに逢います。なんとか振り切って、銘茶店を見つけて入りました。この天福銘茶はかなり大きなチェーン展開で、私が王府井で入ったのもこの支店でした。とにかく時間がないので女性物の蓋盃(例の蓋をずらせて飲むための湯呑茶碗)と台湾阿里山の烏龍茶で計156元は一番高価な土産になりました。
これは西四の天福銘茶
ここの小姐に印を作るのにどこが一番いいか聞いて教えてもらった「汲古閣」という店で「とにかく15分で彫ってくれ」と言って別の店に連れて行かれて彫り上がりを待つことになりました。そこの店の小姐といろんな話をしました。もう一人加わり、最初の小姐が「日本から来た歯医者だ」と紹介すると歯を見せます。きれいだねとほめたら喜んでいましたが、そこで言うことには「ところで掛け軸はいらない?」「瀬戸物もあるよ」それで「金がないんだ」と言うとすーっといなくなりました。マッタク!
瑠璃廠の街並
時間どおり彫りあがった印を手に大渋滞の中をホテルに戻ります。最後まで「ジンルン」が通じません。JALグループのホテルならもっと日本人が発音しやすい名前にしろよな!夕食は予定通り北京ダックで有名な「全衆徳」2階です。なんで2階と断るかといえば、実は高級レストランとして有名なのは3階なのです。
「全衆徳」2階、席に来て切り分けてくれるむろん2階でも最高級の北京ダックを食べられることには変りありません。しかし、そこは小市民なので最高級グレードを、残すのを承知で注文することができません。結局普通グレードの北京[火考]鴨子半分、餅葱醤、台湾烏龍茶で計112元(1500円)はまあ身分相応と言えるかもしれません。前回は香港「北京楼」で、今回は北京「全衆徳」で満腹するまで北京ダックを食べた私です。今後北京ダックについては誰にも威張らせませんよ(誰もしないって)。タクシーでホテルに戻ります。またしても「ジンルン」が通じません。ジャルーッ(JAL)!担当者出てこーい!
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